【中山金杯2023】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月5日、中山競馬場で中山金杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

明け4歳馬ながら実績十分のラーグルフを筆頭に、前走・福島記念(GⅢ)では3着を死守したアラタ、古馬混合重賞でも好走歴のあるフェーングロッテン、中山実績充分のウインキートス、3連勝中の上がり馬レッドランメルトらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

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馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクター。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【ラーグルフ】 宗像義忠厩舎

12月31日 美浦・南ウッドチップコース 良

5F68秒9 - 4F53秒2 - 3F38秒4- 1F12秒1

評価:B−

単走。調教助手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。

追われてからの反応良く状態は悪くないが、好調時と比較するとやや見劣る印象で前進気勢に欠ける点も気になる。

近走は左回りのコースで良績をあげているが、パワフルな走法で中山コースは相性良し。時計のかかる展開になれば好勝負を演じることができそうだ。

▼【アラタ】 和田勇介厩舎

12月31日 美浦・南ウッドチップコース 良

5F70秒3 - 4F54秒2 - 3F38秒8 - 1F11秒9

評価:B−

併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鈍く、良化途上といったところか。馬体はやや太めだがそこまで気にする必要はなさそうだ。好調時と比較するとやや見劣る仕上がり。地力は高いだけに現状でどこまでやれるか注目だ。

▼【フェーングロッテン】 宮本博厩舎

12月31日 栗東・坂路コース 良

4F57秒4 - 3F41秒6 - 2F26秒5 - 1F12秒8

評価:B+

単走。松若風馬騎手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。

前進気勢強く雰囲気良好。追われてからの反応も鋭く、状態は良さそうだ。初の中山コースという点は未知数だが、状態良く舞台適正次第では好走も充分考えられる。

▼【ウインキートス】 宗像義忠厩舎

12月31日 美浦・坂路コース 良

4F53秒4 - 3F38秒5 - 2F25秒1 - 1F12秒5

評価:B−

単走。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応良く状態は悪くないが、左にモタれながら走っている点は少し割引が必要。やや集中力に欠けるも気になる。

今回が引退レースとなるが、最後にどのような走りを見せてくれるのか注目だ。

▼【レッドランメルト】 国枝栄厩舎

12月31日 美浦・南ウッドチップコース 良

6F81秒5 - 5F64秒8 - 4F50秒6 - 3F37秒1 - 1F11秒7

評価:B

3頭併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応良く好タイムをマーク。状態は良さそうだ。

絶好時と比較するとやや見劣りするものの、あらかた態勢は整っている。前走は中山コースで勝利を挙げるなど舞台適正も悪くなく、初の重賞挑戦となるが楽しみな1頭だ。

■まとめ

2023年最初の重賞レースとなる中山金杯。そんな新年の名物レースに今年も実力のある面々が顔を揃えた。

タフな冬の中山ということで適正面や状態面が大きく鍵を握るレースになると言えるだろう。中山金杯を制し良いスタートを切るのはどの馬か。非常に注目のレースとなりそうだ。

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Sporting News Japan Staff

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。