【中山金杯2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

Sporting News Japan Staff

【中山金杯2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は? image

2023年1月5日、中山競馬場で中山金杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。JRAの発表によると、前走・中日新聞杯(GⅢ)で2着に好走したマテンロウレオ、カシオペアステークス(L)で2年ぶりの勝利を飾ったアドマイヤビルゴ、ホープフルステークス(GⅠ)3着の実績があるラーグルフ、目黒記念勝ちなど牡馬相手の重賞で好走しているウインキートスら、24頭が出走登録を行っている。

今回は中山金杯の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

▶全問正解できたら本物の格闘技ファン。RIZINにまつわるクイズに挑戦しよう

■2023年中山金杯の展望・人気・予想

昨秋の中距離戦線で好結果を残したマテンロウレオが、重賞2勝目を目指す。

同馬は昨年2月に行われたきさらぎ賞(GⅢ)で、重賞初制覇を果たした。後方を追走して直線で鋭い末脚を見せ、2着馬との接戦を制した形だ。春のクラシック2戦は、両レースで2桁着順と大敗。日本ダービー(GⅠ)後には左前脚骨折が判明した。復帰初戦となったアンドロメダステークス(L)では、好スタートからこれまでと違い先行策をとる。直線内を突いて、抜け出すと後続を退けて勝利を収めた。前走・中日新聞杯では外枠から好位にとりつく。直線の坂をかけ上がると力強く伸び、最後は同世代のキラーアビリティに差されたが、クビ差2着と好走した。2023年の初重賞を得意の形に持ち込んで勝利し、再び大舞台に挑戦したいところだろう。

6歳になったアドマイヤビルゴが、武豊騎手と共に念願の重賞初制覇なるか。

2017年のセレクトセール5億8000万円で取引され、デビュー前から期待されていた。しかし、これまで重賞には手が届いていない。初めて逃げる競馬となったカシオペアSでは、馬場の良いコース取りをした武騎手の好騎乗もあり約2年ぶりの勝利を挙げた。今回は斤量58.0kgとトップハンデタイの設定。だが過去にはウインブライトやトリオンフが同斤量で勝利しており、悲観するものではない。名手と共に重賞初タイトルを狙う。

成長著しいラーグルフにも注目が集まる。

2歳時に同舞台で行われたホープフルステークス(GⅠ)で3着と好走している。3歳春は弥生賞(GⅡ)11着、皐月賞(GⅠ)8着と精彩を欠いた。休養を挟み挑んだ月岡温泉特別(2勝クラス)を勝利。セントライト記念(GⅡ)は5着に敗れたが、続く自己条件の甲斐路ステークス(3勝クラス)では好位から後続に2馬身差をつけて完勝している。これまでに4勝を挙げているが、その全てでメンバー中最速の上がり3ハロンタイムを記録。道中で上手く脚をためられるかが好走のポイントと言えるだろう。

ウインキートスは同競走で2019年2着、2020年3着と好走したウインイクシードの半妹。父はステイゴールドの直系であるゴールドシップだ。ステイゴールド産駒は過去10年で3勝2着2回と相性が良い。血統面から同競走で好走する可能性は高いと考察される。牝馬は2005年2着のマイネヌーヴェル以来、1頭も馬券圏内に入っていない。だが同馬は2021年に目黒記念を勝利し、昨年同レースも3着。中山で行われたオールカマー(GⅡ)でも2年連続で馬券圏内に入っており、牡馬相手でもひけをとらない。ジンクスを覆すことができるか注目だ。

以下、ラジオNIKKEI賞(GⅢ)の覇者フェーングロッテン、条件クラスを3連勝して今回が重賞初挑戦となるレッドランメルト、前走・福島記念で2年連続の3着となったアラタら、2023年の重賞開幕戦に今年の飛躍を目指す馬たちが集結した。

■中山金杯の日程、競馬場、コース

2023年1月5日(木曜) 1回中山1日
第72回日刊スポーツ賞中山金杯GⅢ
4歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ
コース:2,000メートル(芝・右)
本賞金:4300,1700,1100,650,430万円

■中山金杯の出走予定登録馬一覧

※馬名、斤量、性齢、調教師名

アドマイヤビルゴ 58.0 牡6 友道 康夫(栗東)
アラタ 57.0 牡6 和田 勇介(美浦)
ウインキートス 55.0 牝6 宗像 義忠(美浦)
エヴァーガーデン 53.0 牝6 深山 雅史(美浦)
エンデュミオン 55.0 牡6 清水 久詞(栗東)
カレンルシェルブル 56.0 牡5 安田 翔伍(栗東)
グラティアス 57.0 牡5 宮田 敬介(美浦)
クリノプレミアム 55.0 牝6 伊藤 伸一(美浦)
コスモカレンドゥラ 56.0 牡7 田中 博康(美浦)
ゴールドスミス 57.0 セ9 高柳 瑞樹(美浦)
サイモンサーマル 49.0 セ8 根本 康広(美浦)
サクラトゥジュール 56.0 牡6 堀 宣行(美浦)
シャムロックヒル 53.0 牝6 佐々木 晶三(栗東)
スカーフェイス 56.0 牡7 橋田 満(栗東)
ヒュミドール 56.0 セ7 小手川 準(美浦)
フェーングロッテン 56.0 牡4 宮本 博(栗東)
フォワードアゲン 54.0 セ6 中野 栄治(美浦)
プリマヴィスタ 54.0 牡6 矢作 芳人(栗東)
マテンロウレオ 57.5 牡4 昆 貢(栗東)
ラーグルフ 56.0 牡4 宗像 義忠(美浦)
ラーゴム 58.0 牡5 斉藤 崇史(栗東)
レインカルナティオ 55.0 牡6 小西 一男(美浦)
レッドランメルト 55.0 牡4 国枝 栄(美浦)
ワンダフルタウン 58.0 牡5 高橋 義忠(栗東)

▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。