【中山金杯2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月5日、中山競馬場で中山金杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。アドマイヤビルゴ、アラタ、フェーングロッテン、マテンロウレオ、ラーグルフらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

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今回は中山金杯の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 血統面

馬場が荒れて力のいる冬の中山開催のため、ノーザンダンサー系の人気薄が度々穴を開けるレース。ノーザンダンサー系はタフな芝で生きる血統だ。つまり、その逆の血統は危険ということになる。

軽い馬場で得意な種牡馬といえば、ディープインパクトが挙がる。ディープインパクト「系」となると、父ディープブリランテのセダブリランテスが2018年のこのレースを制したこともあり、悪くはない。ただし、ディープインパクト「産駒」となると、(0-0-1-12)。2014年のディサイファの3着が最高成績で、そのほかのディープインパクト産駒は馬券圏外に敗れている。

ディープインパクト産駒がいた場合は、軽視しても良さそうだ。

また、キングカメハメハ系とエイシンフラッシュ産駒を除く、ミスタープロスペクター系も相性が良くない。この中でキングカメハメハ系とエイシンフラッシュ産駒を除外したが、キングカメハメハ系はキングカメハメハ産駒の成績が良い。その後継種牡馬もロードカナロアを筆頭に相性が悪くないこと、また、エイシンフラッシュ産駒は、エイシンフラッシュがタフなドイツ血統ということもあり、タフな馬場をこなしていると思われる。

他のミスタープロスペクター系は馬券になっておらず、期待しない方が良さそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② 前走距離

前走との距離比較でかなり如実な傾向が出ており、前走と同距離は(6-6-7-59)、前走から距離延長組は(3-4-3-45)に対し、前走から距離短縮組は(1-0-0-25)と、散々な結果となっている。

唯一距離短縮組で馬券に絡んだのは2018年のセダブリランテスで、前年に3連勝でラジオNIKKEI賞を勝利していた馬。このレースも1番人気であった。勢いと人気のあるような馬しか好走できていないので、基本的には前走からの距離短縮組は軽視で良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析③ キャリア

このレースはハンデ戦だ。そのハンデ次第で様々な年齢の馬が出走してくるのだが、キャリア31戦以上使われているような馬はあまり成績が良くない。

キャリア31戦以上使われた馬の出走は30頭だが、(0-0-1-29)で2017年のシャイニープリンスが馬券に絡んだのみ。この馬は前走で同コースのディセンバーステークス(OP)を58㎏の斤量で3着に入っており、得意コースだったといえる。またその時から斤量減だった。

過去には7歳馬のタッチミーノットが勝利したこともあったが、この馬もキャリア27戦目での重賞勝利。比較的高齢馬やキャリアの多い馬の出走も見られるが、高齢馬であっても、キャリア30戦以下の馬を注目するようにした方が良さそうだ。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。