2023年2月26日、中山競馬場で中山記念(GⅡ/芝1800m)が行われる。JRAの発表によると、前走・香港カップで2着に好走したダノンザキッド、昨年の秋華賞馬スタニングローズ、チャレンジカップ2連覇のソーヴァリアント、2021年のNHKマイルカップ、昨年の宝塚記念2着以来の実戦となるヒシイグアスの覇者シュネルマイスターら15頭が出走登録を行っている。
今回は中山記念の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2023年中山記念の展望・人気・予想
ダノンザキッドは昨年の雪辱なるか。
昨年はマイルチャンピオンシップ2着、初の海外遠征となった香港カップでも2着と、GⅠ戦線で活躍した。充実の秋を過ごしたが、2020年のホープフルステークス(GⅠ)以来、約2年2ヵ月勝利から遠ざかっている。昨年の中山記念は1番人気に支持されたが、7着と見せ場なく終わった。昨年の雪辱を果たして今年はさらなる飛躍の年にしたいところだろう。
スタニングローズは重賞を制した舞台で牡馬一蹴を狙う。
昨年は(4-1-0-1)と素晴らしい成績を残した。秋にはGⅠ・秋華賞を制して、スターズオンアースの三冠を阻止した。唯一着外に敗れた前走・エリザベス女王杯(GⅠ)は好位で追走するも、重馬場が影響したのか3、4コーナー中間で手応えが悪くなり14着。今回は立て直しを図る一戦だ。中山芝1800mは、昨年3月に行われたフラワーカップ(GⅢ)で初重賞制覇を飾ったコース。重賞を制した舞台で、春のGⅠ戦線に勢いをつける勝利を狙う。
ソーヴァリアントはGⅠ級の力を見せられるか。
昨年は不運が続いた。2月に右後肢骨折が判明し休養を余儀なくされた。復帰初戦となったオールカマー(GⅡ)では、レース中に心房細動を発症して13着で入線した。しかし、前走のGⅢ・チャレンジCで好位から直線抜け出すとそのまま押し切り2連覇。2023年へ期待が持てる勝利。騎乗したC.ルメール騎手はレース後「GⅠレベルに行けると思います」とコメントを残している。前走からメンバーは強化されるが、春のGⅠ戦線の主役になるために勝利が期待される。
シュネルマイスターは香港C9着以来の実戦。前走は3、4コーナー途中で鞍上のルメール騎手が追い出すも反応が乏しく、まさかの最下位となる。不可解な結果になったが、昨年3月に初めての海外遠征となったドバイターフ(GⅠ)でも8着に敗れており、海外では能力を出し切れていない。日本に戻り、本来の走りが期待される。
以下、2021年の覇者でGⅠ2着2回の実績があるヒシイグアス、前走・中山金杯(GⅢ)で重賞初制覇を飾ったラーグルフ、京都金杯(GⅢ)を制したイルーシヴパンサーら豪華メンバーが国内外のGⅠにつながる重要な一戦に挑む。
■中山記念の日程、競馬場、コース
2023年2月26日(日曜) 2回中山2日
第97回中山記念GⅡ
4歳以上 オープン(国際)(指定)別定
コース:1,800メートル(芝・右)
本賞金:6700,2700,1700,1000,670万円
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■中山記念の出走予定登録馬一覧
※馬名、斤量、性齢、調教師名
イルーシヴパンサー 57.0 牡5 久保田貴士(美浦)
シュネルマイスター 58.0 牡5 手塚貴久(美浦)
ショウナンマグマ 56.0 牡4 尾関知人(美浦)
スカーフェイス 57.0 牡7 橋田満(栗東)
スタニングローズ 55.0 牝4 高野友和(栗東)
ソロフレーズ 57.0 牡8 佐藤吉勝(美浦)
ソーヴァリアント 57.0 牡5 大竹正博(美浦)
ダノンザキッド 57.0 牡5 安田隆行(栗東)
ドーブネ 56.0 牡4 武幸四郎(栗東)
トーラスジェミニ 57.0 牡7 小桧山悟(美浦)
ナイママ 57.0 牡7 武藤善則(美浦)
ヒシイグアス 57.0 牡7 堀宣行(美浦)
モズベッロ 57.0 牡7 森田直行(栗東)
ラーグルフ 56.0 牡4 宗像義忠(美浦)
リューベック 56.0 牡4 須貝尚介(栗東)
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