【中京記念2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

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2022年7月24日、小倉競馬場で中京記念(GⅢ/芝1800m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。ファルコニア、ミスニューヨーク、カイザーミノル、カデナ、ダブルシャープらの出走が確定した。

今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は? 反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?

■2022年:中京記念の出走馬・枠順

※枠・馬番    馬名    性齢        斤量    騎手    厩舎
1枠1番    ベステンダンク    牡10    ┃    56kg    和田竜二    (栗)安達昭夫
1枠2番    ミスニューヨーク    牝5    ┃    54kg    M.デム    (栗)杉山晴紀
2枠3番    コルテジア    牡5    ┃    56kg    松山弘平    (栗)鈴木孝志
2枠4番    ダブルシャープ    牡7    ┃    56kg    幸英明    (栗)渡辺薫彦
3枠5番    カイザーミノル    牡6    ┃    56kg    横山典弘    (栗)北出成人
3枠6番    アーデントリー    牡6    ┃    54kg    坂井瑠星    (栗)川村禎彦
4枠7番    スーパーフェザー    セ7    ┃    54kg    川須栄彦    (栗)渡辺薫彦
4枠8番    モズナガレボシ    牡5    ┃    55kg    荻野極    (栗)荒川義之
5枠9番    ワールドウインズ    セ5    ┃    56kg    田中勝春    (栗)武幸四郎
5枠10番    シャーレイポピー    牝4    ┃    52kg    福永祐一    (栗)石坂公一
6枠11番    カテドラル    牡6    ┃    57kg    団野大成    (栗)池添学
6枠12番    ヴァリアメンテ    牡4    ┃    54kg    岩田望来    (栗)中内田充
7枠13番    カデナ    牡8    ┃    57.5kg    今村聖奈    (栗)中竹和也
7枠14番    ベレヌス    牡5    ┃    55kg    西村淳也    (栗)杉山晴紀
8枠15番    ファルコニア    牡5    ┃    56kg    川田将雅    (栗)高野友和
8枠16番    レインボーフラッグ    牡9    ┃    52kg    小牧太    (栗)小崎憲

■過去の枠順傾向は?

枠番    着別度数    勝率    連対率    複勝率
1枠     0- 0- 0- 1/ 1    0.0%    0.0%    0.0%
2枠     0- 0- 0- 1/ 1    0.0%    0.0%    0.0%
3枠     1- 0- 0- 0/ 1    100.0%    100.0%    100.0%
4枠     0- 0- 0- 1/ 1    0.0%    0.0%    0.0%
5枠     0- 0- 0- 2/ 2    0.0%    0.0%    0.0%
6枠     0- 1- 0- 1/ 2    0.0%    50.0%    50.0%
7枠     0- 0- 0- 2/ 2    0.0%    0.0%    0.0%
8枠     0- 0- 1- 1/ 2    0.0%    0.0%    50.0%

京都競馬場の改修工事に伴う開催日割の変更のため、中京記念は2021年に続き中京芝1600mから小倉競馬場芝1800mに舞台を移して行われる。同条件で施行された2021年のみが該当となるため、データ派には厳しいレースと言えるだろう。

昨年は先行から早めに抜け出した3枠アンドラステが1着。外を回した6枠カテドラルが差しで2着に食い込んだ。そして8枠クラヴェルが、直線で内を突いての差しで3着だった。

昨年は多くのレコードを記録した夏の小倉開催だが、今年も昨年同様夏は2回に分かれる変則開催となっている。昨年の小倉の芝の傾向を見ると、前半の開催は内の馬場が有利な印象を受けた。しかし後半の開催では降雨の影響もあり、芝は外差しが決まるという極端な馬場に一変した。

前半開催の最終週となる今回、枠順による有利不利は小さめだが、馬場状態が良ければ内枠が若干有利か。ただ降雨の影響により外差し馬場へと一変する可能性もある。当日の芝の傾向に応じて枠順の有利を判断するのがよさそうだ。

■2022年のレース展望、枠順考察

今年は1枠1番を引いたベステンダンク、2枠3番コルテジア、これらが内枠を利してハナを主張していく展開が予想される。外枠に入ったシャーレイポピーとベレヌスは、ハナを切るためにはある程度スタートから出していく必要があるだろう。

上位人気が予想されるファルコニアとミスニューヨークは、枠順で明暗が分かれた。

重賞2勝目を狙うミスニューヨークは、相性の良い内枠を引くことができた。近走は控える競馬が続いているが、過去内枠を引いた時は全て掲示板内となっている。最内枠からスタートした昨年は、8番人気で4着。今回も枠を活かしたスムーズな先行策が期待される。

反対にファルコニアは外枠を引く形となった。先行脚質を活かしてうまく立ち回りたい馬にとっては懸念材料が増えた格好だ。これまで15頭以上の多頭数で6枠より外を引いた場合、(0−0−1−2)。好走実績もあるが、洛陽ステークスは1番人気3着、アンドロメダステークスは2番人気4着と、いずれも人気より下の着順となっている。外枠なら軽視と考えるか、大敗していないことをプラスに捉えるか。馬券を買う上でもこの馬の取捨選択は一つのカギになりそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。