【中京記念2022】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

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2022年7月24日、小倉競馬場で中京記念(GⅢ/芝1800m)が行われる。マイラーズカップ3着馬ファルコニア、昨年の小倉記念の勝ち馬モズナガレボシ、小倉巧者のカデナ、ダブルシャープ、昨年末のターコイズステークス勝ち馬ミスニューヨークらが出走を予定。18頭が出走登録を行っている。

今回は中京記念の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

■2022年中京記念の展望・人気・予想

ハンデ戦だけに難解ではあるが、近走成績を考えると注目されるのがファルコニアだ。

全兄トーセンカンビーナは長距離馬だが、この馬はマイル~中距離戦線で活躍している。3歳時はクラシック戦線を狙ったものの、トライアルレースで権利を取れず、賞金的な問題もあってクラシックGⅠの舞台に立つことはできなかった。

その後は自己条件を使われ、3戦で条件戦を突破。オープン昇級後初の重賞挑戦となった昨年のエプソムカップでは3着に入る好走をみせた。今年に入ってからはリステッド競走の洛陽ステークスで3着、六甲ステークスで2着。そして前走のマイラーズカップでは好位からじりじりと伸びて3着に入った。

オープン昇級後はなかなか勝ち切れていないものの、言い方を変えれば安定して好走している。元々大崩れするタイプではなく、重賞でも上位争いを演じられる能力を持った一頭だ。1800mレースなら馬券圏外は3歳春のスプリングステークスの4着のみ。ここでは勝利という結果をつかみたいところだ。

昨年の小倉記念の勝ち馬モズナガレボシは、再び夏の小倉で勢いを取り戻したいところ。

昨年は3勝クラスの身でありながら、小倉記念に出走。53㎏という軽ハンデを生かし、荒れ馬場かつ雨の影響で稍重になったタフな馬場の中で4コーナー最後方から一気に突き抜けて重賞初制覇を飾った。

その後の成績は振るわないものの、3走前の新潟大賞典は14番人気ながら前目で粘り4着と好走した。時計がかかる馬場の方が良い馬であるだけに、天候悪化で馬場が重くなればチャンスが増してきそうだ。

小倉巧者のカデナやダブルシャープといった面々も参戦予定。

カデナは今年に入ってからダートを主に使われているものの、今回と同じコースで行われた小倉大賞典では最後方から追い込んで3着に好走。トップハンデを背負っていたことを考えれば、さすがの小倉巧者っぷりを見せた格好だった。

8歳と年齢を重ねたが、極端な高速馬場にならなければ条件的に面白い一頭だろう。

ダブルシャープも小倉は得意で、9戦して(3-3-0-3)という戦績。

3走前の小倉大賞典は、ゲートの出が悪く、位置を取れなかったことが敗因といえる。4走前の同じ小倉の関門橋ステークスでは、先行して抜け出しての勝利。前走2着となった都大路ステークスも、先行してのものだった。

スタートさえ出て位置が取れるようであれば、巧者っぷりを生かしての粘り込みも考えられるだろう。

牝馬ならば、ミスニューヨークも一考の存在だ。

3歳時から勝ち上がり、秋華賞5着の実績もある馬。4歳となった昨年春にオープン入り後も力をつけ、昨年末のターコイズステークスでは待望の初重賞制覇を飾った。その後の中山牝馬ステークスでも3着に入り、牝馬重賞では上位争いに食い込むだけの実力があることを証明している。

中山競馬場での重賞戦績が良いことから中山巧者のイメージもあるが、小倉競馬場での戦績は(1-1-1-1)。コーナーで上がっていける機動力もある馬だけに、小倉でも十分力を発揮できる馬といえそうだ。

以下、重賞戦線常連のカイザーミノル、脚部不安による長期休養を経ての復活を期すコルテジア、10歳馬の古豪ベステンダンクなど、様々なタイプの馬が出走を予定している。

■中京記念の日程、競馬場、コース

2022年7月24日(日曜) 3回小倉8日
第70回トヨタ賞中京記念GⅢ
条件:3歳以上オープン(国際)(特指)ハンデ
コース:1,800メートル(芝・右)
本賞金:4100,1600,1000,620,410万円

■中京記念の出走予定登録馬一覧

アスコルターレ         牡4    西村 真幸(栗東)
アーデントリー         牡6    川村 禎彦(栗東)
ヴァリアメンテ         牡4    中内田 充正(栗東)
カイザーミノル         牡6    北出 成人(栗東)
カテドラル         牡6    池添 学(栗東)
カデナ         牡8    中竹 和也(栗東)
コルテジア         牡5    鈴木 孝志(栗東)
シャーレイポピー         牝4    石坂 公一(栗東)
スーパーフェザー         せん7    渡辺 薫彦(栗東)
ダブルシャープ         牡7    渡辺 薫彦(栗東)
ファルコニア         牡5    高野 友和(栗東)
ベステンダンク         牡10    安達 昭夫(栗東)
ベレヌス         牡5    杉山 晴紀(栗東)
マンオブスピリット         せん5    斉藤 崇史(栗東)
ミスニューヨーク         牝5    杉山 晴紀(栗東)
モズナガレボシ         牡5    荒川 義之(栗東)
レインボーフラッグ         牡9    小崎 憲(栗東)
ワールドウインズ         せん5    武 幸四郎(栗東)

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。