2023年5月14日、東京競馬場でヴィクトリアマイル（GⅠ／芝1600m）が行われる。スターズオンアース、ソダシ、ナミュール、ソングライン、ナムラクレアが出走を予定。今回は予想・分析の結果から好走データに該当する馬を導き出していく。
【ヴィクトリアマイル2023】予想・分析。好走率31%、単勝回収率約120%の条件とは？
好走条件に該当する有力馬はどの馬なのか。人気がないながら好走条件に該当している注目馬とは。
■好走条件① 人気
ヴィクトリアマイルは過去10年、11番人気以下で馬券に絡んだ馬は6頭。人気薄の好走が目立つが、中心となる軸馬を極端な人気薄の馬から選ぶのは厳しいと考えて良い。
人気・オッズは締め切りまで確定しないため、ここでは少し余裕を見て10番人気以内に入る可能性がある馬を挙げていく。このため、該当馬は暫定となる。
スターズオンアース
ソダシ
ナミュール
ソングライン
ナムラクレア
ルージュスティリア
スタニングローズ
ララクリスティーヌ
サウンドビバーチェ
ロータスランド
ステラリア
クリノプレミアム
■好走条件② 前走着差
ヴィクトリアマイルでは過去10年、前走GⅡ以下の重賞で勝ち馬から0秒5以上の差で敗れ、本番で馬券に絡んだ馬は5頭しかいない。この5頭はいずれもGⅠで活躍する高い実績があった。
中心となる馬は、前走GⅠ組や、GⅠ級の実績を持つ馬を除き、前走勝ち馬から0秒5以内に好走した馬から選ぶようにしたい。
好走条件に合致しているのは……
スターズオンアース
ソダシ
ナミュール
ソングライン
ナムラクレア
スタニングローズ
ララクリスティーヌ
サウンドビバーチェ
ロータスランド
ステラリア
クリノプレミアム
■好走条件③ 前走1
前走福島牝馬ステークス（GⅢ）組は、過去10年3頭が馬券に絡んでいる。この3頭が馬券に絡んだ年の福島牝馬Sは、勝ち時計が1分46秒台だった。逆に福島牝馬Sが1分47秒以上の時計で決着した年は、1頭も馬券に絡んでいない。
今年の福島牝馬Sは勝ち馬の時計が1分47秒9という決着で終わったため、後者の条件に該当する。中心となる馬を選ぶ際は、前走福島牝馬S組以外の馬から選ぶようにしたい。
好走条件に合致しているのは……
スターズオンアース
ソダシ
ナミュール
ソングライン
ナムラクレア
ルージュスティリア
スタニングローズ
ララクリスティーヌ
サウンドビバーチェ
ロータスランド
■好走条件④ 前走2
京都牝馬ステークス（GⅢ）組は、過去10年で5頭中1頭しか馬券に絡んでいない。特に距離が短縮となった2016年以降は0頭だ。
近年の傾向から、京都牝馬Sからヴィクトリアマイルへの直行は割引が必要と考えられる。中心となる馬は京都牝馬S組以外から選ぶようにしたい。
好走条件に合致しているのは……
スターズオンアース
ソダシ
ナミュール
ソングライン
ナムラクレア
ルージュスティリア
スタニングローズ
サウンドビバーチェ
ロータスランド
ステラリア
クリノプレミアム
■好走条件⑤ 前走3
大敗からの巻き返しが期待できるＧⅠ組だが、高松宮記念からは過去10年で4頭が3着以内。4頭中3頭が前走で1番人気に支持されていた。残る1頭も前年のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールだった。
高松宮記念組を狙う場合は、前走1番人気に支持された馬、及びＧⅠでの勝利実績のある馬から選ぶようにしたい。
好走条件に合致しているのは……
スターズオンアース
ソダシ
ナミュール
ソングライン
ルージュスティリア
スタニングローズ
ララクリスティーヌ
サウンドビバーチェ
ステラリア
クリノプレミアム
■好走条件⑥ レース間隔
最後に、ヴィクトリアマイルではレース間隔が26週以上空いた馬が1頭も馬券に絡んでいない。本番では実績を問わず、長期間休養明けの馬は大きな割引が必要と考えてよいだろう。
中心となる馬は、最低でもレース間隔が中25週以内の馬から選ぶようにしたい。
スターズオンアース
ナミュール
ソングライン
ナムラクレア
ルージュスティリア
スタニングローズ
ララクリスティーヌ
サウンドビバーチェ
ロータスランド
ステラリア
クリノプレミアム
■予想・分析まとめ 好走条件データ該当馬は？
いくつかの好走条件があった中で、すべての項目に該当する可能性があるのが以下の馬だ。
スターズオンアース
ナミュール
ソングライン
スタニングローズ
サウンドビバーチェ
※10番人気以内であれば該当
馬券に絡んでくる期待値の高い馬と言えそうだ。
なおすべての好走条件に合致していなかったとしても好走への道が絶たれるわけではない。特に複数該当している馬に関しても注目してみていくのがよさそうだ。
