【レパードS2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

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2022年8月7日、新潟競馬場でレパードステークス(GⅢ/ダート1800m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。タイセイドレフォン、ホウオウルーレット、ハピ、カフジオクタゴンらの出走が確定した。

今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認する。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たして良い枠を引いた馬は、反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか。

■2022年:レパードSの出走馬・枠順

※枠・馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1枠1番 ヘラルドバローズ 牡3 ┃ 56kg 松山弘平 (栗)寺島良
2枠2番 タイセイドレフォン 牡3 ┃ 56kg 川田将雅 (栗)西村真幸
2枠3番 メイショウユズルハ 牡3 ┃ 56kg 岩田康誠 (栗)岡田稲男
3枠4番 インディゴブラック 牡3 ┃ 56kg 西村淳也 (栗)奥村豊
3枠5番 レッドラパルマ 牡3 ┃ 56kg M.デムーロ (美)加藤征弘
4枠6番 ビヨンドザファザー 牡3 ┃ 56kg 北村友一 (栗)藤岡健一
4枠7番 バレルゾーン 牡3 ┃ 56kg 三浦皇成 (美)高柳瑞樹
5枠8番 トウセツ 牡3 ┃ 56kg 幸英明 (栗)杉山佳明
5枠9番 ハピ 牡3 ┃ 56kg 藤岡佑介 (栗)大久保龍志
6枠10番 ホウオウルーレット 牡3 ┃ 56kg 福永祐一 (美)栗田徹
6枠11番 ギャラクシーナイト 牡3 ┃ 56kg 菊沢一樹 (美)菊沢隆徳
7枠12番 シダー 牝3 ┃ 54kg 藤岡康太 (栗)本田優
7枠13番 ラブパイロー 牝3 ┃ 54kg 野中悠太郎 (美)大和田成
8枠14番 ライラボンド 牡3 ┃ 56kg 長岡禎仁 (栗)清水久詞
8枠15番 カフジオクタゴン 牡3 ┃ 56kg ホー  (栗)矢作芳人

■過去の枠順傾向は?

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠:1- 0- 1- 8/10 ┃ 10.0% 10.0% 20.0%
2枠:1- 0- 3-15/19 ┃ 5.3% 5.3% 21.1%
3枠:1- 0- 2-16/19 ┃ 5.3% 5.3% 15.8%
4枠:2- 3- 0-15/20 ┃ 10.0% 25.0% 25.0%
5枠:2- 2- 1-15/20 ┃ 10.0% 20.0% 25.0%
6枠:0- 1- 2-17/20 ┃ 0.0% 5.0% 15.0%
7枠:2- 1- 1-16/20 ┃ 10.0% 15.0% 20.0%
8枠:1- 3- 0-16/20 ┃ 5.0% 20.0% 20.0%

新潟ダート1800mはフルゲート15頭で開催され、出走頭数を問わず1枠は必ず単枠となる。

過去10年の傾向を見ても、全ての枠が馬券対象になっており、枠順による大きな不利はない。強いて上げれば、臨機応変な競馬がしやすい中枠が若干有利か。

ただし馬場状態によって傾向が変わる。

過去13回開催されたレパードSだが、馬場状態別に見ると良馬場9回、稍重3回、不良1回で開催されている。その中でも1枠は、良、稍重に限定すると(0-0-1-11)と、不振が目立つ。逆に1枠が勝ったのは不良で行われた2020年だが、この年は4枠から内の馬で決着している。

また過去10年の未勝利戦を除く、新潟ダート1800mでの1枠の成績を馬場状態別に見ると、良、稍重は(27-20-22-240)だが、不良馬場は(6-2-1-19)と勝率が20%を超えている。6勝を上げたのはいずれも逃げ、先行馬。馬場が悪い場合は1枠の逃げ、先行馬には注意が必要だ。

このように、当日の馬場状態によって枠順の傾向が変わると考えて良いだろう。

まとめると以下のような傾向がある

  • 中枠(4枠、5枠)が若干有利
  • 良、稍重なら1枠が不利
  • 不良馬場は1枠の逃げ、先行馬が有利

■2022年のレース展望、枠順考察

3強対決で注目を集めそうな今年のレパードSだが、人気の3頭は2~5枠の間に収まる形となった。

前走で中京の2勝クラスを圧勝したタイセイドレフォンは、2枠2番を引いた。先行脚質のため内枠は歓迎といえる。スムーズに前につけることができれば、圧勝してもおかしくない。

3強の1頭と目されるハピは、5枠9番と外目の枠。後方からレースを運ぶ脚質だけに極端な内枠は割引が必要だったが、スムーズに外に出しやすい5枠は絶好枠と言えそうだ。前走で見せたような末脚を再び発揮できるか。

前走福島の2勝クラスを圧勝したホウオウルーレットは、6枠10番に入った。この馬は脚質に幅があり自在性が特徴だが、臨機応変な対応が可能な6枠は有利な枠だ。

レパードSの枠順傾向は、馬場状態の影響も大きい。今年の新潟地方は木曜にかけて大雨が降ったが、この雨が当日の馬場にどう影響を与えるか、当日の馬場状態にも注目だ。

過去の傾向からは中枠が有利な傾向があるが、今年はトウセツが5枠8番を引いた。同馬は1勝馬だが前走の小倉2勝クラスの時計は重馬場とは言え非常に優秀。前走勝ち切れなかった2勝馬ということで、人気の盲点となっている。今回は有利な枠順を活かした好走が期待される。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。