2022年8月7日、新潟競馬場でレパードステークス（GⅢ／ダート1800m）が行われる。JRAの発表によると、弥富特別を好時計で圧勝したタイセイドレフォン、いわき特別を圧勝したホウオウルーレット、JpnⅠ・ジャパンダートダービーを上がり最速の脚で追い込み4着のハピ、鷹取特別を勝ったカフジオクタゴンらが出走を予定。21頭が出走登録を行っている。
今回はレパードSの登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2022年レパードSの展望・人気・予想
まず注目されるのがタイセイドレフォンだ。
2着に8馬身差をつけた前走の2勝クラス・弥富特別では、中京ダート1800mを良馬場1分51秒1の時計で勝った。この時計は古馬OPクラスに匹敵する時計であり、3歳のこの時期としては破格の好時計。またダート1800mでは4戦2勝2着2回と成績も安定している。前走の好時計を引き出し川田騎手が今回も騎乗することで、人気の中心が予想される。
次に注目されるのがホウオウルーレットだ。
同馬は半兄にダートで活躍したオメガパフュームを持つダートの良血馬でもある。前走のいわき特別（2勝クラス）では福島ダート1700mを重馬場1分43秒1の時計で勝利。タイセイドレフォンと同じく、OPクラスに匹敵する優秀な時計だ。デビュー以降前に付けるレースが続いたが、ここ2走は控える競馬で結果を出しており、展開に左右されない点も強みだ。今回は初コンビとなる福永騎手に乗り替わるが、騎手の実力を考えても、ここは勝負掛かりの騎乗依頼と考えてよいだろう。
前走JDDで4着に入ったハピも今回巻き返しを狙っている。
3連勝で挑んだ前走は外を回るロスの中、上がり最速で追い込んだ。また2走前の鳳凰ステークス（L）ではタイセイドレフォンに勝っている。後方脚質のため展開が大きな鍵となるが、臨戦課程と実績は出走予定馬の中でもトップクラスだ。
鷹取特別を制したカフジオクタゴンも人気を集めるだろう。古馬相手に2勝クラスを勝った実績は優秀だ。短期免許で騎乗する香港の名手C・ホー騎手が、どう乗るかにも注目したい。
以下、ダート２戦２勝のメンアットワーク、ヒヤシンスステークス（L）２着のヘラルドバローズ、関東オークス（JpnⅡ）２着のラブパイローも世代限定ダート重賞制覇を虎視眈々と狙っている。
■レパードSの日程、競馬場、コース
2022年8月7日（日曜） 2回新潟4日
第14回レパードステークスGⅢ
3歳 オープン （国際）（指定） 馬齢 コース：1,800メートル（ダート・左）
■レパードSの出走予定登録馬一覧
※馬名、負担斤量、性齢、調教師名
アーテルアストレア 54.0 牝3 橋口 慎介(栗東)
インディゴブラック 56.0 牡3 奥村 豊(栗東)
ヴァレーデラルナ 54.0 牝3 藤原 英昭(栗東)
カフジオクタゴン 56.0 牡3 矢作 芳人(栗東)
ギャラクシーナイト 56.0 牡3 菊沢 隆徳(美浦)
グットディール 56.0 牡3 須貝 尚介(栗東)
シダー 54.0 牝3 本田 優(栗東)
タイセイドレフォン 56.0 牡3 西村 真幸(栗東)
トウセツ 56.0 牡3 杉山 佳明(栗東)
ハピ 56.0 牡3 大久保 龍志(栗東)
バレルゾーン 56.0 牡3 高柳 瑞樹(美浦)
ビヨンドザファザー 56.0 牡3 藤岡 健一(栗東)
プラチナドリーム 56.0 牡3 平田 修(栗東)
ヘラルドバローズ 56.0 牡3 寺島 良(栗東)
ホウオウルーレット 56.0 牡3 栗田 徹(美浦)
メイショウユズルハ 56.0 牡3 岡田 稲男(栗東)
メンアットワーク 56.0 牡3 斎藤 誠(美浦)
ライラボンド 56.0 牡3 清水 久詞(栗東)
ラブパイロー 54.0 牝3 大和田 成(美浦)
レッドラパルマ 56.0 牡3 加藤 征弘(美浦)
ロードジャスティス 56.0 牡3 安田 隆行(栗東)
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