2022年11月20日、阪神競馬場でマイルチャンピオンシップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。サリオス、シュネルマイスター、セリフォス、ソダシ、ダノンスコーピオンらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。
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今回はマイルCSの消し条件について分析していく。
■【予想】過去の傾向分析①:血統面
主要のサンデーサイレンス系が強いレースではあるが、ハーツクライ産駒は過去10年で(0-0-0-7)と、一度も馬券圏内に入っていない。阪神開催の近2年にでも、2年連続で上位人気に推されたハーツクライ産駒サリオスが馬券圏外に沈んだ。
ハーツクライ系となるジャスタウェイ産駒は、昨年ダノンザキッドが3着に入っている。しかしハーツクライ直仔の成績は悪く、注意が必要だ。
■【予想】過去の傾向分析②:キャリア
過去10年、キャリア21戦以上の馬の戦績は(1-0-1-47)で、馬券に絡んだのはダノンシャーク(2013年3着、2014年1着)のみ。2013年と2014年では臨戦過程に違いがあり、2013年は前哨戦を勝利。2014年は前哨戦で7着に敗れて挑んだものであった。
この共通点は前哨戦がともに富士ステークス(当時GⅢ)で、どちらの年も富士Sでは1番人気に推されていた。
2014年に2番人気に推されたトーセンラーは2013年の勝ち馬だったが、京都大賞典(GⅡ)1番人気3着を経て挑んだ2014年は4着に敗れた。2016年1番人気に推されたサトノアラジンは、スワンステークス(GⅡ)勝利から挑み5着。いずれの馬も敗れたマイルCSはキャリア20戦を超えていた。
他にも、2017年のイスラボニータがこのデータに該当する。2016年は2着ながら、富士S2着から挑んだこの年は5着に敗れた。ダノンシャークを除き、キャリア21戦以上の馬は人気を集めても馬券圏外に敗れている。できるだけキャリア20戦以下の、比較的フレッシュな馬を選びたい。
■【予想】過去の傾向分析③:人気
阪神開催の近2年は比較的堅い決着ながら、以前は波乱もあったマイルCS。だが過去10年では、5番人気以内の馬券圏内率が高い。6~9番人気が波乱の立役者となっている。
ただし、10番人気以下は過去10年で1頭も馬券に絡んでいない。極端な穴馬の激走は期待できないレースといえそうだ。
これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。
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