【ホープフルS2022】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2022年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GⅠ/芝2000m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

前走・東京スポーツ2歳ステークス(GⅡ)を勝利したガストリックを筆頭に、ハーツコンチェルト、ミッキーカプチーノ、ファントムシープ、セレンディピティらが出走を予定。各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

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馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクター。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【ガストリック】 上原博之厩舎

12月21日 美浦・南ウッドチップコース 良

6F84秒3 - 5F68秒3 - 4F53秒3 - 3F38秒1 - 1F11秒7

評価:B

併せ馬。三浦皇成騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応良く状態良好。気合い乗りも良く精神面も良い状態と言えそう。ただ前走と比較すると見劣りする仕上がり。メンバーレベルも格段に上がる今回、現状でどこまでやれるか注目だ。

▼【ハーツコンチェルト】 武井亮厩舎

12月24日 美浦・坂路コース 良

4F52秒5 - 3F39秒0 - 2F25秒7 - 1F13秒0

評価:C

併せ馬。黛弘人騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鈍く良化途上といった印象。前走と比較しても見劣る印象で馬体の緩さが目立つ仕上がりだ。人気ほど信頼の置けない印象強く思わぬ凡走も考えられる。

▼【ミッキーカプチーノ】 矢作芳人厩舎

12月25日 栗東・Cウッドチップコース 稍重

4F53秒3 - 3F37秒9 - 1F11秒7

評価:A

単走。戸崎圭太騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応素晴らしく、まさに絶好調。間隔が詰まっているため上積みは感じられないが、前走からの好調をキープしているようで好感の持てる仕上がりと言える。前走も今回と同じ舞台を経験できている点もプラスであると言えるだろう。レースが非常に楽しみだ。

▼【ファントムシープ】 西村真幸厩舎

12月24日 栗東・坂路コース 良

4F54秒6 - 3F40秒1 - 2F25秒6 - 1F12秒2

評価:B+

併せ馬。福永祐一騎手が騎乗し、馬なりから終いに軽く追われた。

追われてからの反応鋭く状態良好。前走からの上積みを感じる仕上がりで、キレが増し雰囲気も良好だ。重賞でメンバーレベルは高くなるが楽、しみな1頭と言えるだろう。

▼【セレンディピティ】 音無秀孝厩舎

12月23日 栗東・坂路コース 稍重

4F51秒4 - 3F37秒9 - 2F25秒3 - 1F13秒0

評価:C

併せ馬。調教助手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鈍く身体が重い印象。まだ良化途上といった印象で、前走からの上積みが感じられない。前走は未勝利戦を圧巻の内容で完勝したが、メンバーレベルが格段に上がる今回、どれほどのパフォーマンスを発揮することができるのか注目だ。

■まとめ

2022年最後のGⅠレースとなるホープフルステークスに今年も有力な2歳馬が集結した。

非常にレベルの高そうな一戦で、2歳馬の頂点を決めるのに相応しいレースとなりそう。このレースを制し来年への飛躍を誓うのはどの馬か。来年のクラシックを見据えても非常に注目のレースと言えそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。