2022年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス（GⅠ／芝2000m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。ガストリック、ミッキーカプチーノ、ハーツコンチェルト、ファントムシーフらが出走を予定。果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか。
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
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■ホープフルSの日程、競馬場・コース
2022年12月28日（水曜）5回中山9日
第39回ホープフルステークスGⅠ
2歳オープン（国際）牡・牝（指定）馬齢 コース：2,000メートル（芝・右）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 ガストリック 3.4倍
2番人気 ミッキーカプチーノ 4.0倍
3番人気 ハーツコンチェルト 4.1倍
4番人気 ファントムシーフ 5.8倍
5番人気 セレンディピティ 13.0倍
6番人気 キングズレイン 15.0倍
7番人気 フェイト 19.1倍
8番人気 グリューネグリーン 21.0倍
9番人気 セブンマジシャン 27.9倍
10番人気 ドゥラエレーデ 37.4倍
11番人気 トップナイフ 40.6倍
12番人気 シーウィザード 70.4倍
13番人気 ヴェルテンベルク 77.1倍
14番人気 ジェイパームス 78.0倍
15番人気 ジュンツバメガエシ 146.0倍
16番人気 スカパラダイス 146.0倍
17番人気 ボーンイングランデ 258.7倍
18番人気 モンドプリューム 296.9倍
■オッズ・人気予想考察
無傷の2連勝で東京スポーツ杯2歳ステークス（GⅡ）を勝利したガストリックが、人気の中心だ。
人気の要因は、ホープフルSと相性の良い血統・臨戦過程にあると推察される。血統は父ジャスタウェイ、母父Curlin。ジャスタウェイ産駒はこれまで同競走に2頭出走し、ダノンザキッド1着、アドマイヤジャスタ2着と好走している。特に前者はガストリックと同じく新馬戦、東京スポーツ杯2歳Sを連勝からの参戦だった。GⅠ昇格後、東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬は（2-0-1-0）と好成績。これらの傾向から3連勝でGⅠタイトル獲得の可能性は十分にある。
同じコースで行われた葉牡丹賞（1勝クラス）勝ち馬ミッキーカプチーノも有力な1頭だ。
葉牡丹賞の勝ちタイムは1分59秒1。今年の2歳世代の中で芝2000m最速のタイムであった。また東京芝2000mで行われた新馬戦では、京都2歳ステークス（GⅢ）を勝利したグリューネグリーンを3着に負かしている。関西馬ながら、2戦で関東遠征を経験していることもアドバンテージになると考えられる。矢作芳人厩舎の先輩であるコントレイルに続くホープフルS制覇を果たし、来年のクラシックの主役に躍り出たいところだろう。
東京スポーツ杯2歳S・3着のハーツコンチェルトも注目を集めている。
前走の東京スポーツ杯2歳Sは、位置取りの差が敗因と考えられる。スタートで出遅れ、後方から終始外を回って直線へ。上がり3ハロン最速タイム33秒8の脚を記録するも、内から強襲したガストリックに及ばず3着に敗れた。8馬身差の圧勝劇を演じた新馬戦では、五分のスタートが切れている。好走のポイントはスタートと位置取りにあると言えるだろう。全姉のナスノシンフォニーは、2017年のホープフルSで10番人気5着と牝馬ながら人気以上の好走を見せた。血統面からこのコースで能力を発揮できると考察される。
ファントムシーフは野路菊ステークス（OP）で2連勝を飾った。レースではスタートを決めて好位につける。直線で逃げたアリスヴェリテに並びかけ、坂をかけ上がると一気に加速。後続に2馬身差をつけて完勝した。鞍上には前走に続き福永祐一騎手を予定。2023年2月に引退する鞍上へも、GⅠ勝利の期待が高まっている。連勝の勢いで戴冠を狙う。
以下、阪神芝2000mの未勝利戦をノーステッキで後続に4馬身差つけて完勝したセレンディピティ、未勝利・百日草特別（1勝クラス）と連勝中のキングズレイン、東京スポーツ杯2歳Sで5着に入ったフェイトらが続く形である。
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