【ホープフルS2022】予想・分析。ガストリックは3連勝で2歳中距離王戴冠なるか?

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2022年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GⅠ/芝2000m)が行われる。有力馬の1頭で人気を集めることが予想されるのが、ガストリックだ。

4番人気で新馬戦を制し、出世レースでもある東京スポーツ杯2歳ステークスを5番人気で制し、2戦2勝で一躍注目候補に名乗り出た。このまま3連勝でGⅠも獲って、来年のクラシックの主役になるのだろうか。

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■予想・分析①:血統面

父ジャスタウェイ、母エーシンエポナ、母父Curlinという血統。父ジャスタウェイといえば、このレースでは2018年の2着馬アドマイヤジャスタ、そして2020年の勝ち馬ダノンザキッドがいる。ジャスタウェイ産駒はこの2頭しか走っていないので、連対率100%の種牡馬といえる。相性は良いだろう。

母エーシンエポナは6戦目で勝ち上がり。芝とダートで計3勝を挙げた。米国血統ではあるが、そこまで早熟血統とは言えない。まだまだ成長できる余地がありそうな血統だろう。

■予想・分析②:ローテーション

GⅡ・東京スポーツ杯2歳ステークス1着から挑むレースとなる。その前走では、スタートはうまく切れず、後方からのレースとなった。終始馬場の内を通り、4コーナー出口から追われ始めた。直線ではやや外目に出しながら、最後は2着のダノンザタイガーと併せ馬になって凌ぎきったというものだった。

派手なレースではなかったが、直線はきれいに抜け出しての勝利。GⅠ昇格後のホープフルSにおける、前走東京スポーツ杯2歳Sの馬の成績は(2-0-1-6)と、比較的良い成績だ。これを、東京スポーツ杯2歳S勝ち馬だけに絞ると(2-0-1-0)で、複勝率100%になる。ローテーションはこの馬に追い風が吹いていそうだ。

■予想・分析③:状態面

12月14日に1週前追い切りを行った。3勝クラスのコーストラインを大きく後方から追走する形で、コーストラインの外を回り馬なりで先着した。6ハロン83秒5、最後の1ハロンは11秒8。躍動感があり、伸びのあるフォームで走っており好感が持てる。

前走でも跨った三浦皇成騎手が手綱を取り、「かなり外を回ったが、脚取りにはまだ余裕があった。ゴールを過ぎてからも伸びていた。オンとオフの切り替えが、レースにいい方に働いている」とコメント。体調は良さそうで、オンオフの切り替えがうまいのも、競走馬としてはプラスといえる。

1週前追い切りでかなり外を回っており、前走のスタートでも器用さが感じられない。初の右回りでコーナリング馬群のさばき次第で、差し届かずという場面も考えられる。

■まとめ

東京スポーツ杯2歳S勝ち馬であり、注目される1頭。前走の勝ち方もなかなか見どころがあり、状態も良さそう。初めての右回り、そして直線の短い中山競馬場でうまくレースの流れに乗れるかが好走のカギとなりそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。