【フェアリーS2023】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月9日、中山競馬場でフェアリーステークス(GⅢ/芝1600m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

エナジーチャイム、メイクアスナッチ、ミシシッピテソーロ、イコノスタシス、リックスターらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

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馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクター。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【エナジーチャイム】 手塚貴久厩舎

1月4日 美浦・坂路コース 良

4F53秒5 - 3F38秒9 - 2F25秒5 - 1F12秒7

評価:C

単走。嶋田純次騎手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。

追われてからの反応鈍く良化途上といったところか。前走時と比較しても数枚見劣る印象だ。想定では1番人気に推されているが、人気ほど信頼しづらい仕上がり。思わぬ凡走も考えられそうだ。

▼【メイクアスナッチ】 武市康男厩舎

1月4日 美浦・坂路コース 良

4F53秒2 - 3F38秒3 - 2F24秒5 - 1F12秒3

評価:B+

併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりのみの追い切りとなった。

馬なりのみだが素軽い走りで活気あり。前走からの上積みも感じられる好仕上がりで、状態の良さをアピールした。

初のマイル戦となる今回、距離への課題は拭えないが状態も良さを活かし馬券内に入ってくる可能性は充分ありそうだ。

▼【ミシシッピテソーロ】 畠山吉宏厩舎

1月4日 美浦・南ウッドチップコース 良

5F67秒2 - 4F52秒3 - 3F38秒0 - 1F11秒9

評価:B+

3頭併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。

追われてからの反応鋭く状態良好。前走からの上積みまでは感じられないものの、良い状態をキープできているようだ。

前走は阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)で5着に健闘し地力を証明した。メンバーレベルも落ちる今回は前走よりも馬券内に入る可能性も高そう。

▼【イコノスタシス】 古賀慎明厩舎

1月4日 美浦・南ウッドチップコース 良

6F82秒0 - 5F67秒0 - 4F52秒8 - 3F38秒5 - 1F11秒6

評価:B+

3頭併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鋭く状態良好。併せられた際に抜かせないような精神面の強さも垣間見られた。

キャリア5戦目となるが、今までで1番の動きで好仕上がり。人気はそこそこだが、この舞台で一発あってもおかしくなさそう。

▼【リックスター】 鹿戸雄一厩舎

1月5日 美浦・坂路コース 良

4F56秒6 - 3F41秒6 - 2F26秒9 - 1F13秒0

評価:B+

単走。三浦皇成騎手が騎乗し馬なりのみの追い切りとなった。

馬なりのみの軽めの追い切りとなったが、素軽い走りで状態良好。前走からの上積みを感じられ、活気もあり調子はとても良さそうだ。

初の中山マイルとなるが距離面の不安はなく、このメンバー構成でも上位に食い込む力を秘めている。

■まとめ

牝馬クラシックを目指す16頭の牝馬が顔を揃えた今年のフェアリーS。昨年の1着馬ライラックはエリザベス女王杯(GⅠ)で2着に好走する大健闘を果たし、2着だったスターズオンアースは桜花賞(GⅠ)、オークス(GⅠ)を勝利し二冠牝馬に輝いた。

今年のフェアリーSからも後に飛躍する馬が現れるのか。今年の牝馬クラシックを占う上でも見逃せないレースとなりそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。