2023年1月9日、中山競馬場でフェアリーステークス（GⅢ／芝1600m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。アリスヴェリテ、エナジーチャイム、ヒップホップソウル、キタウイング、メイクアスナッチらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか。
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
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■フェアリーSの日程、競馬場・コース
2023年1月9日（月曜） 1回中山4日
第39回フェアリーステークスGⅢ
3歳オープン（国際）牝（特指）別定 コース：1,600メートル（芝・右外）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 アリスヴェリテ 3.3倍
2番人気 エナジーチャイム 3.5倍
3番人気 ヒップホップソウル 5.7倍
4番人気 キタウイング 6.3倍
5番人気 メイクアスナッチ 8.9倍
6番人気 ミシシッピテソーロ 11.6倍
7番人気 スピードオブライト 26.7倍
8番人気 ディナトセレーネ 27.8倍
9番人気 アンタノバラード 39.1倍
10番人気 ディヴァージオン 43.0倍
11番人気 イコノスタシス 68.4倍
12番人気 リックスター 80.4倍
13番人気 パルクリチュード 87.7倍
14番人気 ミタマ 105.5倍
15番人気 ニシノコウフク 139.8倍
16番人気 グローリーカフェ 153.6倍
17番人気 ブラウンウェーブ 178.3倍
18番人気 マイレーヌ 196.4倍
19番人気 チハヤ 206.9倍
20番人気 ランスオブサウンド 206.9倍
21番人気 コウセイマリア 206.9倍
22番人気 マジカルワード 206.9倍
■オッズ・人気予想考察
アルテミスステークス（GⅢ）3着馬のアリスヴェリテが人気を集めている。
兄弟にはダートで活躍したリアンヴェリテやキメラヴェリテがいる。2歳牝馬にして急坂がある中京芝2000mの野路菊S（OP）を逃げて2着に好走。血統面からダートでも通用する馬力やスピードの持続力が引き継がれていると考察される。2走前のアルテミスSでは、逃げ粘り3着に入った。のちに阪神ジュベナイルフィリーズ（GⅠ）を制したリバティアイランドがタイム差なしの2着に入っただけに同馬の能力の高さがうかがえる。初めての芝1400m戦となった前走・つわぶき賞（1勝クラス）は4着に敗れた。重賞で好走した芝1600m戦に戻り、巻き返しの可能性は十分にある。
エナジーチャイムが僅差の2番手評価だ。
新潟芝1600mの新馬戦でデビュー。好スタートからハナを奪い、直線に入ると2着に入ったショウナンアレクサが並びかけてきたところで追い出しを開始する。残り200m地点から長い競り合いとなり、ゴール直前で頭差離して勝利した。デビュー戦から素晴らしい勝負根性を見せている。前走の京王2歳ステークス（GⅡ）は、出遅れて後方2番手からの追走。最後はメンバー中最速の上がり3ハロンタイムで馬群を縫うようにして伸びてきたが、8着に敗れた。内の先行馬が上位を独占しただけに、馬場傾向も不利に働いたと推察される。今回は好位で立ちまわり上位争いに食い込みたいところだろう。
同コースで行われた新馬戦で強い勝ち方をしたヒップホップソウルも注目の存在だ。
ヒップホップソウルは、中山新馬戦での勝利が圧巻だった。出遅れて後方からの競馬となったが、道中押し上げて3番手につけると前には出ずにポジションをキープ。直線に入ると、4コーナーで再び加速すると、後続を突き離して4馬身差の圧勝を収めた。前走のベゴニア賞（1勝クラス）は2着に敗れたが、新馬戦で中山の小回りコースでコーナーでの加速や我慢の競馬ができたことは今回活かされると考察される。関東馬ながら松山弘平騎手デビューから3戦連続での鞍上を予定している。
新潟2歳ステークス（GⅢ）の覇者キタウイングも侮れない1頭だ。
新潟芝1600mの未勝利戦を勝利後、連闘で挑んだ新潟2歳Sで差し切り勝ちを収めた。父ダノンバラードにとって同馬が産駒重賞初制覇となった。これまでに勝利したのは左回りのレースであり、右回りは2戦して馬券圏内に入れていない。しかし、近親には中山マイル重賞で馬券圏内に2度入ったストーミーシーがいる。また、父のダノンバラードも中山のアメリカジョッキークラブカップ（GⅡ）を制しており、血統背景から同コースの適性があってもおかしくない。重賞2勝目を獲得してクラシック戦線に挑みたいところだ。
以下、無傷2連勝中のメイクアスナッチ、阪神JFで16番人気5着と激走したミシシッピテソーロ、京王杯2歳S3着のスピードオブライトらが続く形である。
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