2023年3月25日深夜、ドバイ・メイダン競馬場でドバイシーマクラシック(GⅠ/芝2410m)が行われる。日本からはイクイノックス、ウインマリリン、シャフリヤールが出走予定だが、今回は人気を集めそうな海外の有力馬達を紹介する。
■予想・分析① 内容充実、5連勝中のレベルスロマンス
ドバウィ産駒の5歳騙馬。おととしのGⅡ・UAEダービー勝ち馬で、昨年初めまではダートで走っていたが、6月のレースで初めて芝レースに使われると、これを勝利して芝路線に切り替えた。
グッドウッド競馬場で行われたGⅢを勝利して久々の重賞勝利を飾ると、ドイツのベルリン大賞に勝利しGⅠ初制覇。続くオイロパ賞も制覇し、ドイツのGⅠを連勝すると、渡米して挑んだブリーダーズカップターフも制覇。GⅠ3連勝を飾った。
前哨戦は回避しておりぶっつけ本番となるのは誤算かもしれないが、実績を考えればここでも十分なパフォーマンスを発揮しておかしくないだろう。ドバイワールドカップデーといえばゴドルフィンブルーの勝負服、この馬もゴドルフィン所有馬なだけに、日本馬にとっては脅威な存在となりそうだ。
■予想・分析② 昨年のアイルランドダービー馬ウエストオーバー
フランケル産駒の4歳牡馬。2歳時から高いパフォーマンスを発揮しており、3着以下がない安定感が持ち味だった。昨年の4月のGⅢで初重賞を飾ると、エプソムダービーは3着。その後アイルランドダービーを見事制し、GⅠ初制覇を飾った。
その後、古馬混合のGⅠ2戦は敗れたものの、キングジョージと凱旋門賞といった最高峰のレースでもまれた経験値はこの馬にプラスとなっているだろう。今回は鞍上にR.ムーア騎手を配し、勝負気配も高い。ここ2戦の敗戦で評価が下がっているのならば、むしろ侮れない存在となりそうだ。
■予想・分析③ イギリスの名門J&T.ゴスデン厩舎所属モスターダフ
フランケル産駒の5歳牡馬。イギリスの名門J&T.ゴスデン厩舎が送り出す一頭である。前走サウジアラビアのGⅢ・ネオムターフカップでは、2番手追走から4角先頭で7馬身差の圧勝というパフォーマンスを発揮した。
GⅡ、GⅢを中心に使われてきており、GⅠ実績はないものの、大崩れも少ないタイプ。2走前の凱旋門賞は20着と大敗したが、前走で圧勝した内容を考えると、良馬場の方が良さそうで、日本馬と適性が似ているタイプの可能性が高い。
日本の予想オッズでは下位人気になっているが、イギリスのブックメーカーのウィリアムヒルではイクイノックスに続く2番人気となっている。むしろ日本のオッズのほうがおいしい存在というのも人気の盲点となりそうで、いやらしい存在となりそうだ。
■まとめ
今年は日本馬3頭がドバイシーマクラシックに参戦する中、海外の有力馬3頭を紹介した。
この他にも、今年に入ってからメイダンで2戦しているフランス馬ザグレイ、昨年のチャンピオンズ&チャターカップ勝ち馬ロシアンエンペラー、昨年の香港ヴァーズでウインマリリンの2着に食い込んだボタニク、今年引退の名手L.デットーリ騎手が騎乗予定になっているセニョールトーバと、海外馬も虎視眈々と勝ちに来ている。
JRAが発売する国際レースの馬券は独自プール方式のため、日本馬が人気する傾向が高いが、オッズがお得という点では、海外馬は馬券的には狙い目のため、海外馬から中心に買ってみるのも面白いだろう。
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