2023年3月25日深夜、ドバイのメイダン競馬場でドバイゴールデンシャヒーン(GⅠ/ダ1200m)が行われる。JRAの発表によると、日本からはフェブラリーステークスでGⅠ初制覇を果たしたレモンポップ、ドバイGSで2年連続2着のレッドルゼル、福永祐一元騎手の引退レースとなったリヤドダートスプリントで3着に入ったリメイク、同じくリヤドDS・4着のジャスティンら日本馬4頭を含む14頭が出走を予定している。
今回はドバイGSの出走予定馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2023年ドバイGSの展望・人気・予想
フェブラリーSの覇者レモンポップが初の海外・ダート1200m戦に挑む。
前走のフェブラリーSは有力馬がサウジアラビアのサウジカップ(GⅠ)に出走するため、混戦ムードが漂っていた。しかし、終わってみれば1番人気のレモンポップが後続に1馬身半差をつけて完勝。鞍上の坂井瑠星騎手はテン乗りで見事に結果を残した。海外での経験が豊富な坂井騎手が今回も継続騎乗し、海外GⅠ初制覇に期待が高まっている。初距離のダート1200mだが、田中博康調教師は「以前から1200メートルの距離を使ってみたかったけど、国内には適当な番組がなかった」「スプリント能力は高い」とコメント。陣営は自信を持って挑戦する。ドバイの地でさらなる進化を遂げるか注目だ。
3年連続参戦のレッドルゼルは今年こそ頂点を掴めるか。
ドバイGSでは2年続けて、最後方から追い込むレッドルゼルの持ち味を活かす競馬に徹し、直線猛追するもそれぞれ2着に敗れた。前走・フェブラリーSでは上がり3ハロン最速の末脚で2着に好走。7歳になった今年も衰えを感じさせない走りを見せた。2年間の悔しさを晴らすべく、主戦の川田将雅騎手とともに頂点を狙う。
リメイクはUAEダービー(GⅡ)を制した父の血が騒ぐか。
前走のリヤドDSは後方待機策で脚をため、最後は大外から強襲して3着に好走した。福永騎手は引退レースで勝利を飾ることはできなかったが、次につながるレースを見せてくれた。今回は武豊騎手にバトンが渡される。リメイクの父ラニは武騎手とともに2016年のUAEダービーを制している。父が躍動したドバイの舞台でGⅠ初勝利を目指す。
海外馬の筆頭株はアメリカ調教馬のガナイトだ。
2歳時にアメリカGⅠ・ホープフルステークスを制したほか、ダート1400m以下で(7-5-1-0)と優秀な成績を残している。前走・リヤドDSは好位から直線で逃げたジャスティンをとらえる。外から伸びてきた同じアメリカ調教馬のエリートパワーに差されたが、2着に入ってリメイクに先着した。日本馬にとってはガナイトが最大のライバルと言えるだろう。
以下、リヤドDSを逃げ粘って4着に入った日本馬ジャスティン、昨年の覇者スイッツァランド、アメリカGⅠ・ブリーダーズカップスプリントで2着に入ったシーズィーロケットら世界各国のスピード自慢が名を連ねた。
■ドバイGSの日程、競馬場、コース
2023年3月25日(土曜) メイダン競馬場(アラブ首長国連邦)
第29回 ドバイゴールデンシャヒーン GⅠ
3歳以上 定量
コース:1,200メートル(ダート・左)
総賞金:2,000,000米ドル 1着賞金 1,160,000米ドル
発送時刻:日本時間3月25日(日曜)23時25分
(現地時間3月25日(土曜)18時25分)
■ドバイGSの出走予定登録馬一覧
※馬名、性齢、所属
シーズィーロケット セ9 アメリカ
ガナイト 牡4 アメリカ
ホプキンズ 牡5 アメリカ
ジャスティン 牡7 日本
レモンポップ 牡5 日本
ムーヒ―ブ 牡5 UAE
レッドルゼル 牡7 日本
リメイク 牡4 日本
ロードブロック セ5 UAE
シベリウス セ5 アメリカ
サウンドマネー 牡5 UAE
スーパーオチョ 牡4 アメリカ
スイッツァランド セ9 UAE
タズ セ6 UAE
▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう
■試合結果を予想して豪華景品をゲットしよう!
遊雅堂(ゆうがどう)無料版では「スポーツ番付勝利予想」を実施中。やり方は、対象の試合結果を予想するだけ。当たれば豪華景品がゲットできるかも!?