2022年11月12日、阪神競馬場でデイリー杯2歳ステークス（GⅡ／芝1600m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。ダノンタッチダウン、シルヴァーデューク、クルゼイロドスル、ショウナンアレクサ、ショーモンらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか？
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■デイリー杯2歳Sの日程、競馬場・コース
2022年11月12日（土曜） 5回阪神3日
第57回デイリー杯2歳ステークスGⅡ
2歳オープン（国際）（指定）馬齢 コース：1,600メートル（芝・右 外）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 ダノンタッチダウン 1.7倍
2番人気 シルヴァーデューク 3.5倍
3番人気 クルゼイロドスル 7.0倍
4番人気 ショウナンアレクサ 8.3倍
5番人気 ショーモン 13.4倍
6番人気 オールパルフェ 15.7倍
7番人気 フォーサイドナイン 38.8倍
8番人気 エミサキホコル 59.7倍
9番人気 トーセントラム 75.7倍
10番人気 デイドリームビーチ 76.5倍
11番人気 アドバンスファラオ 134.9倍
■オッズ・人気予想考察
ダノンタッチダウンは兄に続く2歳重賞制覇なるか。
デビュー勝ちを収めた10月の中京芝1600m戦は、勝ちタイムこそ1分36秒4と平凡だが、メンバー中最速の上がり3ハロン（F）33秒6を記録。大外から差し切り勝ちを収めた。上がり3Fのタイムは2位より0秒7も速く、力の差を見せつけた格好だ。半兄ダノンザキッドは2歳時に東京スポーツ杯2歳ステークス（GⅡ）、ホープフルステークス（GⅠ）を勝利。3戦無敗でJRA最優秀2歳牡馬に輝いた。2歳王者の兄に続く重賞制覇が期待される。
サウジアラビアロイヤルカップ（GⅢ）3着のシルヴァーデュークにも注目が集まる。
前走のサウジアラビアRCではグラニットが大逃げを打つ中、好スタートから3番手でレースを進める。直線脚を伸ばしたが、差し届かず3着に敗れた。騎乗した戸崎圭太騎手は「乗りやすい馬ですね。これぐらいの距離はいいので、もう少し力をつけてくれれば」とコメントしている。父はシルバーステート、近親には3歳マイルGⅠである桜花賞とNHKマイルカップを制したラインクラフトがいる血統。前走内容や血統面から今後もマイル重賞で活躍が見込まれる。さらなる成長を遂げ、鞍上予定のC.デムーロ騎手を背に初重賞タイトル獲得なるか。
クルゼイロドスルは父ファインニードル譲りのスピードを活かして勝利を掴めるか。
前走の東京芝1600m未勝利戦では、スタートでやや後手を踏み中団からの追走。それでも直線では大外から鋭い末脚で他馬をねじ伏せ、1分33秒5のタイムで初白星を挙げた。父ファインニードルは2018年に春秋スプリントGⅠを制した快速馬。父から引き継いだスピード能力が活きている。舞台は阪神に替わるが、スピード決着になれば同馬にも十分チャンスがあると言えるだろう。
ショウナンアレクサは前走の紫菊賞（1勝クラス）で、道中掛かるところを見せ4着。鞍上の岩田望来騎手がなだめながらレースを進め、直線では先頭に並びかけたが、脚がなくなった。折り合い面が好走のポイントだが、距離短縮で挑む今回は前走よりもペースが流れることが予想され、巻き返す可能性を秘めている。
以下、新種牡馬マインドユアビスケッツの産駒ショーモン、こちらも今年の2歳世代は初年度となるリアルスティールの産駒オールパルフェ、阪神芝1800mの未勝利戦を好位から上がり3F最速の末脚を見せて勝利したフォーサイドナインらが続く。
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