【チャンピオンズカップ2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

Sporting News Japan Staff

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2023年12月3日、中京競馬場でチャンピオンズカップ(GⅠ/ダート1800m)が行われる。JRAの発表によると、前走JBCレディスクラシックで初GⅠ級制覇を飾ったアイコンテーラー、前走コリアカップを圧勝だったクラウンプライド、デビューから5連勝中のセラフィックコール、2021年の勝ち馬テーオーケインズ、今年GⅠ級レース2勝のレモンポップらが出走を予定。19頭が出走登録を行っている。

今回はチャンピオンズカップの登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

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■2023年チャンピオンズカップの展望・人気・予想

ダート転向後高値安定のアイコンテーラーが、このレース久々の牝馬Vなるか。

デビューから芝路線を使われていた。今年のGⅢ・愛知杯では2着に入るなど、芝重賞でも勝ち負けになる実力馬。メイステークス12着大敗後、ダート路線へ。初ダートだったBSN賞を人気薄ながら先行押し切りで勝利し、ダート路線に一応のめどを立てた。

ダートでの重賞挑戦となった2走前のシリウスステークス(GⅢ)では、4角先頭から押し切りを狙うが、ハギノアレグリアスに差されて惜しくも2着。牡馬相手に勝ち負けした実力は伊達ではなく、前走大井のJBCレディスクラシックで快勝を収めた。新しく導入されたタフな白い砂をものともせず、2着に4馬身差をつけて重賞初制覇がGⅠ級レース制覇となった。

芝では中京競馬場で好成績を収めている。前走でタフなダートも経験していることから、牡馬混合GⅠとはいえども、適性的には悪くないはず。勢いそのままに中央GⅠも制覇するだろうか。

クラウンプライドが念願のGⅠ制覇に挑む。

昨年は4番人気で2着だったクラウンプライド。今年の春は中東に遠征し、サウジカップ、ドバイワールドカップともに5着と、海外GⅠでまずまずの成績だった。帰国初戦は大井・帝王賞。ゴール前3頭大接戦のレースだったが、大井巧者のメイショウハリオにハナ差及ばず、またしてもGⅠ級レースには手が届かなかった。

チャンピオンズカップ出走にあたって秋初戦に挑んだのは、韓国のコリアカップ。ただ、ここでは力が違ったとばかりに直線で抜け出すと、ノーステッキで2着の日本馬グロリアムンディに10馬身差をつけての圧勝だった。海外遠征といっても韓国ならばさほどの距離ではなく、競馬内容からはそこまでのダメージはないだろう。コリアカップからは約3ヵ月ぶりのレースとなるが、これまでの戦績からはレース間隔的にも問題はない。

現在4勝を挙げているが、2着も4回。GⅠ制覇を飾って勝利数が先行するだろうか。

セラフィックコールが6連勝でGⅠ制覇なるか。

今年2月デビューの3歳馬。デビュー戦は8馬身差の圧勝だったにもかかわらず、鞍上だったB.ムルザバエフ騎手が「能力の60%しか出せていない」とコメントを残していた。その能力をどんどん発揮するかのように、連勝を重ねていくのだが、3戦目の八王子特別はハナ差での勝利と僅差だった。道中は1コーナーで膨れたり、進みが悪かったりと、幼い面を出しながら勝ったことに価値があっただろう。

夏を超えてこの秋になっても勢いは止まらない。前走GⅢ・みやこステークスはコースや展開的にも負けて不思議がなかった中、上がり最速36秒1を繰り出して直線一気の勝利。かなりインパクトのある勝利だった。JpnⅠ・ジャパンダートダービーへ出走しても面白い存在だったであろう。ただ、陣営が成長に重きを置いた結果、重賞で古馬を一蹴。初めての中京ダートに対応できれば、一気のGⅠ制覇があって不思議ではない。

2021年の覇者テーオーケインズが同レース2勝目なるか。

昨年はJBCクラシックを勝利して挑み、1番人気で4着と人気を裏切った。今年に入ってからは2着、4着、3着、3着と勝ち星はない。ただ、一番着順の悪かった4着はドバイワールドカップでのもの。勝ったウシュバテソーロからは着差をつけられたが、4着という着順でもあり健闘といえる。各地のGⅠ級レースで安定した成績を収めている。

ただ、過去2年と異なることは、年内未勝利である点。前走JBCクラシックも勝ち馬は鮮やかではあったが、2着馬を一度は差し返していただけに、3着では物足りない。そして、この馬は3ヵ月以内の連戦での連続好走ができなくなっているタイプ。前走の着順が3着と中途半端なだけに、着順が上がるか下がるか判断が難しい。

ただ、そうはいっても2021年の勝ち馬。まだまだやれる馬なだけに、もう一花咲かせてほしいものだ。

フェブラリーステークス勝ち馬レモンポップが今年の中央ダートGⅠ制圧に挑む。

デビューから連対を外さなかった馬であり、それは今年のフェブラリーステークスでも継続され見事にGⅠ初制覇を飾った。勢いをもってドバイに遠征し、ドバイシーマクラシックへ挑んだが、ダートスプリンターの一線級相手にスピード負けし10着。とうとうデビューから続いていた連対は途切れた。

しかし、休養十分で挑んだ前走マイルチャンピオンシップ南部杯では、逃げて2着に2秒差をつける圧勝。GⅠ級競走でさすがに力の違いを見せつけた。その2着がJBCスプリントを勝利した兵庫のイグナイターで、その結果からもこの馬の強さが際立つ。

問題は今回の距離である。元々この馬のベストは1400mで、フェブラリーSの際も距離不安が指摘されていた。今回は中京ダート1800m。直線急坂がある、スタミナも問われる1800mだ。他馬よりスピードが勝るとはいえ、舞台適性の懸念は付きまとう。

そのスタミナも強化されているならば、ここでも高いパフォーマンスを発揮できるだろうが、どうだろうか。

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■チャンピオンズカップの日程、競馬場、コース

2023年12月3日(日曜) 4回中京2日
第24回チャンピオンズカップGⅠ
3歳以上    オープン(国際)(指定)    定量
コース:1,800メートル(ダート・左)
本賞金:12000,4800,3000,1800,1200万円

■チャンピオンズカップの出走予定登録馬一覧

アイコンテーラー    56.0    牝5    河内洋(栗東)
アーテルアストレア    56.0    牝4    橋口慎介(栗東)
ウィルソンテソーロ    58.0    牡4    小手川準(美浦)
クラウンプライド    58.0    牡4    新谷功一(栗東)
クリノドラゴン        58.0    牡5    大橋勇樹(栗東)
グロリアムンディ    58.0    牡5    大久保龍志(栗東)
ケイアイシェルビー    58.0    牡5    平田修(栗東)
ジオグリフ        58.0    牡4    木村哲也(美浦)
ゼットリアン        57.0    牡3    吉田直弘(栗東)
セラフィックコール    57.0    牡3    寺島良(栗東)
テーオーケインズ    58.0    牡6    高柳大輔(栗東)
ドゥラエレーデ        57.0    牡3    池添学(栗東)
ノットゥルノ        58.0    牡4    音無秀孝(栗東)
ハギノアレグリアス    58.0    牡6    四位洋文(栗東)
パンサラッサ        58.0    牡6    矢作芳人(栗東)
プロミストウォリア    58.0    牡6    野中賢二(栗東)
メイクアリープ        58.0    牡4    大根田裕之(栗東)
メイショウハリオ    58.0    牡6    岡田稲男(栗東)
レモンポップ        58.0    牡5    田中博康(美浦)

※パンサラッサはジャパンカップに出走、回避見込み。プロミストウォリアは特別登録後に脚部不安を発症し、回避見込み。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。