2022年12月4日、中京競馬場でチャンピオンズカップ(GⅠ/ダート1800m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。テーオーケインズ、クラウンプライド、ジュンライトボルト、グロリアムンディ、ノットゥルノらの出走が確定した。
今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。
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さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は? 反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?
■2022年:チャンピオンズCの出走馬・枠順
※枠・馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1枠1番 グロリアムンディ 牡4 ┃ 57kg R.ムーア (栗)大久保龍志
1枠2番 サンライズホープ 牡5 ┃ 57kg 幸英明 (栗)羽月友彦
2枠3番 ハピ 牡3 ┃ 56kg 横山典弘 (栗)大久保龍志
2枠4番 スマッシングハーツ 牡6 ┃ 57kg 鮫島克駿 (栗)新谷功一
3枠5番 ジュンライトボルト 牡5 ┃ 57kg 石川裕紀人 (栗)友道康夫
3枠6番 レッドガラン 牡7 ┃ 57kg 斎藤新 (栗)安田隆行
4枠7番 オーヴェルニュ 牡6 ┃ 57kg C.ルメール (栗)西村真幸
4枠8番 サンライズノヴァ 牡8 ┃ 57kg 松若風馬 (栗)音無秀孝
5枠9番 ノットゥルノ 牡3 ┃ 56kg 武豊 (栗)音無秀孝
5枠10番 クラウンプライド 牡3 ┃ 56kg 福永祐一 (栗)新谷功一
6枠11番 バーデンヴァイラー 牡4 ┃ 57kg D.レーン (栗)斉藤崇史
6枠12番 テーオーケインズ 牡5 ┃ 57kg 松山弘平 (栗)高柳大輔
7枠13番 シャマル 牡4 ┃ 57kg 川田将雅 (栗)松下武士
7枠14番 タガノビューティー 牡5 ┃ 57kg 石橋脩 (栗)西園正都
8枠15番 サクラアリュール 牡7 ┃ 57kg 酒井学 (栗)村山明
8枠16番 レッドソルダード セ4 ┃ 57kg 丸山元気 (栗)奥村豊
■過去の枠順傾向は?
枠番:着別度数|勝率 連対率 複勝率
1枠:0- 2- 2-10/14|0.0% 14.3% 28.6%
2枠:2- 2- 1-11/16|12.5% 25.0% 31.3%
3枠:2- 0- 1-13/16|12.5% 12.5% 18.8%
4枠:1- 0- 0-15/16|6.3% 6.3% 6.3%
5枠:2- 0- 1-13/16|12.5% 12.5% 18.8%
6枠:1- 1- 2-12/16|6.3% 12.5% 25.0%
7枠:0- 3- 1-12/16|0.0% 18.8% 25.0%
8枠:0- 0- 0-15/15|0.0% 0.0% 0.0%
チャンピオンズCは2014年から現行の条件で開催されているため、該当データは過去8年分が対象となっている。
過去8年では8枠が1頭も馬券に絡んでおらず、極端な外枠は不利な可能性が高い。
馬番別に成績を見ると、14番以降の馬は全21頭中1頭も馬券に絡んでいない。このデータには上位人気馬も複数含まれている。
データから8枠は人気を問わず割引が必要となり、7枠も人気薄の馬は割引が必要と考えてよいだろう。
逆に成績が優秀なのは1、2枠。最も成績が優秀な2枠は、馬券に絡んだ5頭全てが道中1桁番手で通過していた。対して1枠は4頭中3頭が、逃げ、追い込み脚質だった。内枠を狙うのであれば、馬の脚質も考慮したい。
まとめると以下の傾向がある
- 内枠有利、外枠不利の傾向がある
- 馬番14番より外は割引が必要
- 1枠は逃げ、追い込み、2枠は逃げ、先行が馬券に絡みやすい
■2022年のレース展望、枠順考察
今回人気の中心が予想されるテーオーケインズは、6枠12番を引いた。
昨年のこのレースの勝ち馬。前走のJBCクラシックの勝利に加えて、ダートGⅠ級レース3勝というメンバー中でも抜けた実績から、圧倒的1番人気が予想される。実績面から勝利に最も近い馬だが、極端な外枠ではなく6枠を引けた点は大きい。若干外目の枠となったが、今年のメンバーの実力を考えると、圧勝も期待される。
次に人気を集めるであろうクラウンプライドは5枠10番を引いた。
3歳馬だが、前走JBCクラシックではテーオーケインズの2着。近2走の成績から古馬でも通用する実力は備わっている。先行脚質なだけに、テーオーケインズより有利に働くと考えてよいだろう。
同じく人気を集めるそうなグロリアムンディは、1枠1番を引いた。
ダート転向後は4連勝を飾るなど、ダート適性の高い馬だが、重賞勝ちがない。実績面はメンバー中でも劣る形だ。しかし有利な内枠をR.ムーア騎手が上手く活かせば、馬券に絡んでもおかしくはない。
枠順から人気薄で不気味なのが、1枠2番を引いたサンライズホープだ。
上述の通りこのレースでは外枠よりも内枠が有利な傾向が高いが、その中でも1枠は逃げ、追い込みという極端な脚質の馬の活躍が目立っている。本来この馬は逃げ馬だが、前走のみやこステークス(GⅢ)では、控える形での勝利となった。今回も控えるかがポイントになるが、前走結果を出した控える形で、内枠の利を活かした競馬に期待したい。
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