【チャンピオンズカップ2022】予想・分析。テーオーケインズ、連覇への視界は良好か?

Sporting News Japan Staff

【チャンピオンズカップ2022】予想・分析。テーオーケインズ、連覇への視界は良好か? image

2022年12月4日、中京競馬場でチャンピオンズカップ(GⅠ/ダート1800m)が行われる。有力馬の1頭で人気を集めることが予想されるのが、テーオーケインズだ。

昨年のチャンピオンズCを勝利した後はサウジアラビアに遠征。GⅠ・サウジカップに参戦したものの、大きく離れた8着に敗れた。その後はドバイに転戦することはなく帰国し、帰国初戦の平安ステークス(GⅢ)を勝利している。その後は地方交流のJpnⅠを連戦。帝王賞は4着に敗れたものの、休み明けとなった前走のJBCクラシックでは力の差を見せつけてGⅠ級レース3勝目を挙げた。

▶全問正解できたら本物のファン。サッカーにまつわるクイズに挑戦しよう

■予想・分析①:血統面

父シニスターミニスター、母マキシムカフェ、母父マンハッタンカフェ。父シニスターミニスターはA.P.Indy系のアメリカ産馬だ。種牡馬としては日本で中央地方問わず活躍馬を出しており、中央では交流重賞で活躍している馬を多く輩出している。

母マキシムカフェは現役時芝で走っており、産駒も種牡馬次第で芝を走っている。母母カフェピノコは、大井・レディスプレリュード(JpnⅡ)勝ち馬タマノブリュネットを輩出しており、交流重賞勝ち馬が近親にいるという血統にあたる。

昨年の勝ち馬なので、今更血統について述べることもないだろう。このレースにおいての相性は圧勝した昨年でまざまざと見せつけた。今年の中京で行われた平安Sも完勝だったことから、コース相性は申し分ない。

■予想・分析②:ローテーション

昨年と同じくJBCクラシックからの連戦で挑むことになる。昨年のJBCクラシックはスタートで出遅れて追い上げ届かず4着だった。今年はスタートをしっかり決め、先行勢の後ろにつけ、直線は一気に抜け出して快勝している。

今年は前走で格の違いを見せつけて臨む一戦となる。前走はメイチの仕上げではなかったが、それでも勝ち切った。ダート戦線のトップはこの馬であると示したと言える。強いて言えば、近走は連続好走がないのが懸念点。だがレース間隔は昨年と同じであり、気にしすぎる必要はなさそうだ。

■予想・分析③:状態面

1週前追い切りでは6ハロン(F)82秒9、ラスト1Fは11秒6と、まずまずの時計をマーク。単走追いで序盤はゆっくり入り、徐々にペースを上げ最後は強めに追われたというものだった。

1週前としては強めの内容だが、前走後の反動が出たようで、中間は状態が上がらなかった。そのためまだ馬体には緩さが残っており、時計を出した1週前追い切りと最終追い切りでどこまで状態を上げられるか注目である。

得意コースとはいえスタートに不安があり、最近は連続好走がない。状態次第では連覇に黄色信号となるかもしれないので、状態面やパドック気配に注意したい。

■まとめ

テーオーケインズは昨年の勝ち馬。前走は文句のない勝利だったが、それゆえ反動が出ている可能性は気になるところ。万全の状態でレースに臨めれば、昨年のような圧勝が期待される。

状態面以外にけちのつける材料は、今のところは見当たらない。王者らしい走りを披露できるだろうか。

▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。