【セントライト記念2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

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2022年9月19日、中山競馬場で菊花賞(GⅠ)のセントライト記念(GⅡ/芝2200m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。アスクビクターモア、オニャンコポン、ガイアフォース、ローシャムパーク、ラーグルフらの出走が確定した。

今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は? 反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?

■2022年:セントライト記念の出走馬・枠順

※枠・馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1枠1番 ローシャムパーク 牡3 ┃ 56kg C.ルメール (美)田中博康
2枠2番 ロンギングエーオ 牡3 ┃ 56kg 横山和生 (美)奥村武
3枠3番 マテンロウスカイ 牡3 ┃ 56kg 横山典弘 (栗)松永幹夫
4枠4番 ラーグルフ 牡3 ┃ 56kg 戸崎圭太 (美)宗像義忠
4枠5番 セイウンハーデス 牡3 ┃ 56kg 幸英明 (栗)橋口慎介
5枠6番 オニャンコポン 牡3 ┃ 56kg 菅原明良 (美)小島茂之
5枠7番 アスクビクターモア 牡3 ┃ 56kg 田辺裕信 (美)田村康仁
6枠8番 ショウナンマグマ 牡3 ┃ 56kg 横山武史 (美)尾関知人
6枠9番 ガイアフォース 牡3 ┃ 56kg 松山弘平 (栗)杉山晴紀
7枠10番 ベジャール 牡3 ┃ 56kg 北村友一 (美)田中博康
7枠11番 キングズパレス 牡3 ┃ 56kg 松岡正海 (美)戸田博文
8枠12番 サイモンバロン 牡3 ┃ 56kg 三浦皇成 (美)勢司和浩
8枠13番 ボーンディスウェイ 牡3 ┃ 56kg 石橋脩 (美)牧光二

■過去の枠順傾向は?

枠番:着別度数|勝率 連対率 複勝率
1枠:0- 2- 1- 8/11|0.0%  18.2% 27.3%
2枠:2- 0- 3-10/15|13.3% 13.3%33.3%
3枠:2- 1- 0-13/16|12.5% 18.8% 18.8%
4枠:2- 1- 0-13/16|12.5% 18.8% 18.8%
5枠:1- 1- 1-15/18|5.6% 11.1%16.7%
6枠:1- 0- 2-15/18|5.6% 5.6% 16.7%
7枠:1- 3- 1-14/19|5.3% 21.1% 26.3%
8枠:0- 1- 1-18/20|0.0% 5.0% 10.0%

2014年の千tライト記念は新潟競馬場で開催されたため、該当するデータは2014年を除く9回が対象になる。

過去10年全ての枠で馬券に絡んでいるが、8枠の成績が不振だ。

また過去10年で6~8枠で馬券対象になった馬は9頭いるが、最低人気はキタサンブラックの6番人気であり、基本的に外枠が馬券に絡む場合は人気が伴っている。外よりも内枠有利の傾向が強いレースといえる。

当日5番人気未満の人気薄の好走も多いレースだが、上述のキタサンブラックを除けば、馬券対象となった馬は5枠より内。特に1、2枠の馬券対象馬は全部で8頭いるが、5頭が当日6番人気以下の人気薄だったことからも、穴で狙うなら外よりも内の枠が狙い目と言える。

まとめると以下の傾向がある

  • 内枠有利の傾向が強い
  • 外枠の人気薄で馬券に絡んだのは1頭のみ
  • 穴で狙うなら1、2枠

■2022年のレース展望、枠順考察

ダービー3着の実績から今回1番人気が予想されるアスクビクターモアは5枠7番を引いた。

内枠有利が強いレースだが、極端な外枠を引かない限りは不利になることはなく、臨機応変な競馬がしやすい5枠はむしろ好枠といえる。

京成杯を勝ったオニャンコポンも同じく5枠6番と、上位人気馬が同枠に入った形だ。

先行脚質のアスクビクターモアに対し、差し脚質のオニャンコポン。先行馬を見ながらレースを進められる5枠は有利と言える。ただ、今週は台風の通過が予想されるため、荒れ馬場は脚質面から歓迎できない要素だ。当日の馬場状態も考慮した上で判断したい。

当日は馬場が荒れるという前提で考え、出走馬の道悪実績に注目しよう。今回出走馬の中で道悪実績のある馬は、3枠3番マテンロウスカイ、6枠9番ガイアフォースの2頭だ。

ガイアフォースは実績面から上位人気が予想されるため、当日の馬場状態次第でさらに人気する可能性も高い。また逆に人気薄が予想されるマテンロウスカイは、荒れた馬場の中、内枠を活かせば一発の可能性も期待される。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。