【スプリンターズS2023】予想・分析。好走率47%、回収率約130%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年10月1日、中山競馬場でスプリンターズステークス(GⅠ/芝1200m)が行われる。ナムラクレア、アグリ、ママコチャ、ジャスパークローネ、モズメイメイらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回はスプリンターズSの好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

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■【予想】過去の傾向分析① 人気

スプリンターズSは過去10年で、上位人気による決着となったのは2019年のみで。波乱含みの傾向が強いレースだが、11番人気以下の馬は苦戦傾向にある。

具体的には新潟開催を除く過去10年、11番人気以下で馬券に絡んだのはわずか4頭だ。

2桁人気は無条件で消しとはいえないが、中心となる軸馬はやはり最低でも10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② 枠順

近年のスプリンターズSでは内枠有利の傾向がやや高かった。中山競馬場の改修が行われた2015年以降、内枠有利の傾向がさらに顕著になっている。

具体的には2015年以降で馬券に絡んだ24頭中、18頭は1〜4枠の馬。5〜8枠で馬券に絡んだ6頭のうち4頭は、当日3番人気以上の実績馬だった。

近年の傾向から外枠は不利になると考え、中心となる馬は1〜4枠の馬から選びたい。

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■【予想】過去の傾向分析③ 前走北九州記念組

次に前走北九州記念(GⅢ)に出走し本番で好走した馬は過去10年で3頭のみだが、この3頭には共通点がある。3頭いずれも北九州記念では3着以下の成績だった。

北九州記念で連対した馬は当日には人気を背負うことになっても、過去10年で1頭も馬券に絡んでいない。

中心となる馬を北九州記念出走馬から選ぶ際は同レース連対馬を避け、3着以下だった馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 前走キーンランドC、セントウルS組

逆に前走実績上位馬が馬券に絡みやすいのが、前走でキーンランドカップ(GⅢ)、セントウルステークス(GⅡ)を走った馬だ。

具体的には過去10年で前走キーランドC組では、本番で馬券に絡んだ馬は6頭いる。いずれも同レースで勝ち馬から0秒3差以内に好走していた。また、前走セントウルS出走馬が本番で馬券に絡んだケースは全部で11回。そのうち10頭は前走5着以内に好走している。

中心となる馬を選ぶ際、キーンランドC組は勝ち馬から0.3秒差以内に好走した馬、セントウルS組は前走5着以内の馬から選ぶようにしたい。

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■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(6-5-6-19)
勝率16% 複勝率47%
単勝回収率108% 複勝回収率156%

優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。