2022年10月2日、中山競馬場でスプリンターズステークス（GⅠ／芝1200m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。メイケイエール、ナムラクレア、シュネルマイスター、ナランフレグ、タイセイビジョンらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか？
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■スプリンターズSの日程、競馬場・コース
2022年10月2日（日曜） 4回中山9日
第56回スプリンターズステークスGⅠ
3歳以上 オープン（国際）（指定） 定量 コース：1,200メートル（芝・右 外）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 メイケイエール 1.7倍
2番人気 ナムラクレア 3.4倍
3番人気 シュネルマイスター 7.0倍
4番人気 ナランフレグ 13.7倍
5番人気 タイセイビジョン 18.6倍
6番人気 ヴェントヴォーチェ 21.4倍
7番人気 ウインマーベル 25.6倍
8番人気 トゥラヴェスーラ 35.6倍
9番人気 テイエムスパーダ 49.9倍
10番人気 ジャンダルム 55.0倍
11番人気 エイティーンガール 92.8倍
12番人気 サンライズオネスト 99.8倍
13番人気 ダイアトニック 107.0倍
14番人気 ファストフォース 112.8倍
15番人気 メイショウミモザ 119.2倍
16番人気 マリアズハート 185.4倍
17番人気 レイハリア 212.2倍
18番人気 ラヴィングアンサー 324.8倍
19番人気 ダイメイフジ 332.2倍
20番人気 ワールドウインズ 365.2倍
■オッズ・人気予想考察
人気の中心は、前走のセントウルステークス（GⅡ）で重賞6勝目を挙げたメイケイエールだ。
セントウルSでは、課題である折り合いの悪さを見せることなく、上がり3ハロン32秒9の脚で差し切り勝ちを収めた。この勝利で近親のソダシと並ぶ現役最多の重賞6勝目となった。これまでGⅠでは、4戦して一度も馬券圏内に入っていないが、前走のレースぶりから念願のGⅠ制覇に期待が高まっている。9月16日には写真集が発売されるほどの人気を誇るアイドルホースが、スプリント女王の座を狙う。
サマースプリントチャンピオンの3歳牝馬ナムラクレアにも注目が集まる。
桜花賞（GⅠ）3着後は、得意のスプリント戦を主戦場としている。函館スプリントステークス（GⅢ）は最軽量のハンデを活かして、先行策から4コーナーで先頭に並びかけると、直線で後続を突き離して2馬身半差をつけて快勝した。前走・北九州記念（GⅢ）は16番枠からの出走。中団からレースを進め、直線では狭くなった進路を縫うようにして追い上げ3着に入った。負けはしたものの、競馬の幅が広がったレースだったと言える。古馬相手の重賞で実力を示している同馬が、斤量53kgで出走できることも人気の要因。アストンマーチャン以来、15年ぶりの3歳牝馬による制覇なるか注目だ。
現役屈指のマイラーであるシュネルマイスターも有力な1頭だ。
昨年はNHKマイルカップ（GⅠ）を勝利し、3歳馬ながら秋のマイルチャンピオンシップ（GⅠ）でグランアレグリアから半馬身差の2着と好走。初の海外遠征となった今年3月のドバイターフ（GⅠ）では、自慢の末脚が不発に終わり8着に敗れた。前走の安田記念（GⅠ）では勝ったソングラインと同じ上がり3ハロン32秒9の末脚を繰り出すも、差し届かず2着。直線で前が壁になり、踏み遅れたことも影響した。マイル戦で安定した成績を残している同馬が、今回初のスプリント戦に臨む。適性は未知数だが、マイル戦同様、末脚を活かせる馬場状態や展開になれば好勝負になっておかしくない実力の持ち主だ。
高松宮記念（GⅠ）の覇者ナランフレグは、春秋スプリントGⅠ制覇へ期待がかかる。高松宮記念は直線で内の狭いところを抜け出し、接戦を制してGⅠ初制覇。前走・安田記念は初の芝1600mで9着に敗れるも、勝ち馬とは0秒4差と大きく離されていなかった。得意のスプリント戦に戻り、巻き返しを図る。
以下、重賞2戦を含む3戦連続2着と好走が続くタイセイビジョン、前走・キーンランドカップ（GⅢ）で重賞初制覇を果たしたヴェントヴォーチェ、葵ステークス（GⅢ）の勝ち馬で前走・キーンランドCでは初の古馬相手に2着に入ったウインマーベルらが続く。
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