【シンザン記念2023】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月8日、中京競馬場でシンザン記念(GⅢ/芝1600m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

ライトクオンタム、トーホウガレオン、ペースセッティング、クファシル、サンライズピースらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

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馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクター。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【ライトクオンタム】 武幸四郎厩舎

1月4日 栗東・Cウッドチップコース 良

4F53秒2 - 3F38秒2 - 1F11秒9

評価:A

併せ馬。調教師が騎乗し馬なりのみの追い切りとなった。

馬なりのみの軽い追い切りではあったが、前進気勢強く活気があり雰囲気は良い。また素軽い走りで状態面も良好。前走時と比較しても上積みを感じられる好仕上がりだ。

今回は唯一の牝馬であるが、牝馬限定のフェアリーステークスではなくこちらを選択してきた。弟である武幸四郎厩舎の馬に兄・武豊騎手が鞍上なのも魅力。非常に楽しみな1頭だ。

▼【トーホウガレオン】 石坂公一厩舎

1月4日 栗東・坂路コース 良

4F54秒1 - 3F39秒6 - 2F25秒3 - 1F12秒3

評価:C

併せ馬。調教助手が騎乗し終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鈍く、まだ良化途上といった所だろうか。また前走時と比較しても見劣る印象。人気ほど信頼しづらい仕上がりで凡走も考えられそうだ。

▼【ペースセッティング】 安田隆行厩舎

1月4日 栗東・坂路コース 良

4F60秒7 - 3F44秒6 - 2F28秒8 - 1F14秒2

評価:B

単走。調教助手が騎乗し馬なりのみの追い切りとなった。

馬なりのみの軽い追い切りとなったが、活気があり雰囲気は良好。前走時からの上積みは感じられないがあらかた体勢は整っているようだ。

今回は初のマイル戦というのがポイントとなるが、追い切りや過去走を見ても初のマイルも対応することができそう。少頭数ということもあり、楽に好位を取れそうなのはプラスとなりそうだ。

▼【クファシル】 池添学厩舎

1月4日 栗東・坂路コース 良

4F52秒8 - 3F38秒3 - 2F24秒4 - 1F11秒7

評価:A

併せ馬。D.イーガン騎手が騎乗し馬なりのみの追い切りとなった。

馬なりのみの軽い追い切りながらラスト1ハロンを11秒7で駆け抜け状態の良さをアピール。活気も良く精神状態も良さそうだ。

また前走からの上積みも感じられる好仕上がり。状態の良さを活かして馬券内に入るチャンスは充分にありそうだ。

▼【サンライズピース】 河内洋厩舎

1月4日 栗東・坂路コース 良

4F53秒9 - 3F38秒9 - 2F25秒0 - 1F12秒3

評価:B+

併せ馬。和田竜二騎手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応良く状態良好。前走から中1週ということもあり上積みこそ感じられないが好状態をキープしているようだ。

想定では7頭中の6番人気と人気はしていないが、激走があってもおかしくない好仕上がり。出遅れ癖のある馬なので、スタートを決めることができれば好勝負を演じる可能性もありそうだ。

■まとめ

7頭立てという少々寂しい出走頭数になった今年のシンザン記念。ただ追い切り抜群のライトクオンタム、クファシルの2頭が出走を予定しており、2頭とも能力を充分に出し切れれば馬券内に入ってくる可能性は高いだろう。

過去には名牝・アーモンドアイも勝利したレースとして名高いレースを勝利するのはどの馬か。クラシックな繋がるレースとなる事を期待したい。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。