2023年1月29日、中京競馬場でシルクロードステークス（GⅢ／芝1200m）が行われる。ナムラクレア、ウインマーベル、トウシンマカオ、マッドクール、キルロードらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
今回はシルクロードSの好走条件について分析していく。
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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。
■【予想】過去の傾向分析① 人気
過去10年、シルクロードSで当日単勝11番人気以下に支持された馬は全部で68頭いる。馬券に絡んだのは7頭、複勝率も10％と人気薄を加味するとそれなりの数字だ。
本来であれば極端な人気薄は割引が必要だが、このレースはハンデ戦であり、過去の傾向を見ても、人気薄といえども無条件で消しというわけにはいかない。
中心となる軸馬は、上位人気から選びたいところだが、過去の傾向から下位人気を含め、全ての馬にチャンスがあると考えてよいだろう。
■【予想】過去の傾向分析② 年齢
シルクロードSでは過去10年、馬券になった30頭中27頭は4～6歳の馬だった。
一方で7歳以上の高齢馬は51頭出走しているが、馬券になった馬は3頭しかいない。過去データから、高齢馬は苦戦傾向にあることがわかる。
中心となる馬は4～6歳の馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析③ 当日馬体重
また、シルクロードSでは過去10年、当日馬体重が440㎏未満だった馬は全部で5頭いるが、1頭も馬券に絡んでいない。
スプリント戦のため極端に小柄な馬は、過去データから不利である可能性がある。
中心となる馬は当日馬体重が最低でも440㎏以上ある馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析④ 前走人気
また、過去10年シルクロードSでは、前走2桁人気だった馬は46頭。うち馬券に絡んだ馬は2頭しかいない。
当日の人気よりも前走の人気に注目し、前走で単勝10番人気以下だった馬は割引が必要と判断できる。
中心となる馬は前走1桁人気に支持されていた馬から選ぶようにしたい。
■【予想】過去の傾向分析⑤ 前走着差
最後にシルクロードSでは過去10年で、前走勝ち馬から2秒以上差のあった馬は1頭も馬券に絡んでいない。1秒から2秒差があった馬は3頭馬券に絡んでいるが、この3頭はいずれも前走がGⅡ以上のレースだった。
また、近年主流のローテーションである京阪杯（GⅢ）からの臨戦過程で馬券に絡んだ馬は、前走で勝ち馬から0秒5以内に好走していたという共通点がある。
前走の着順よりも使ったレースと着差に注目し、京阪杯組を狙う場合は勝ち馬から0秒5以内である馬、また前走京阪杯以外の馬から選ぶ場合は前走GⅡ以上のレースを使っていた馬を除き、勝ち馬から1秒以内だった馬を狙うようにしたい。
■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は？
他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……
（9-10-6-64）
勝率10％ 複勝率28％
単勝回収率52% 複勝回収率100%
優秀な成績となっている。
今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。
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