【サウジカップ2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

Sporting News Japan Staff

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2023年2月25日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジC(GⅠ/ダ1800m)が行われる。主催者であるサウジアラビアジョッキークラブの発表によると、日本からは2022年のチャンピオンズカップでGⅠ初制覇を果たしたジュンライトボルト、昨年のUAEダービー(GⅡ)の覇者クラウンプライド、昨年までにフェブラリーステークス(GⅠ)を2連覇したカフェファラオ、ドバイターフ(GⅠ)を制したパンサラッサ、皐月賞馬ジオグリフ、ドバイターフ(GⅠ)の2着馬ヴァンドギャルドが参戦。日本馬6頭を含む13頭が出走を予定している。

今回はサウジCの出走予定馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

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■2023年サウジCの展望・人気・予想

日本馬の中で最も勢いがあるのはジュンライトボルトだろう。

デビューから芝のレースを使われてきたが、昨年7月のジュライステークス(L)でダート初挑戦。2着に入り、ダート適正を見せた。その後、BSN賞(L)、シリウス(GⅢ)と2連勝を飾り、暮れのGⅠ・チャンピオンズCに駒を進めた。レースは好スタートを決めたが、控える形で中団馬群の中で脚をためる。直線では前が壁になり、進路ができたのは残り200m付近。それでも一瞬の切れ味で見事に差し切り、GⅠ初制覇を果たした。今回は3連勝の勢いで海外GⅠ制覇を狙う。鞍上にはR.ムーア騎手を予定している。

クラウンプライドは海外重賞制覇の経験を糧に、再び世界を驚かせる走りができるか。

昨年ドバイのメイダン競馬場で行われたUAEダービーで、鮮やかに逃げ切り勝ちを収めた。海外転戦となったアメリカGⅠ・ケンタッキーダービーでは、半マイル45秒36という空前のハイペースの中2番手を追走。4コーナーで手応えが悪くなり、13着に敗れた。同競走には今回人気が予想されるテイバが12着に入っていた。国内に戻ってからは古馬との対戦が続くも、日本テレビ盃(JpnⅡ)、JBCクラシック(JpnⅠ)、チャンピオンズCと3連続で2着。勝ちきれないものの3歳にして能力の高さを見せつけた。今回の鞍上にはUAEダービーを制した時と同じD.レーン騎手を予定している。再び海外で勝利の美酒を味わえるか注目だ。

2020、2021年とフェブラリーSを連覇したカフェファラオは初の海外GⅠに挑む。

昨年のJRA賞最優秀ダートホース。今年は3連覇が懸かったフェブラリーSではなく、海外の大舞台に照準を定めた。これまでの戦績は(7-0-0-6)と勝ち負けがはっきりしている。フェブラリーSを2連覇しているように左回り・ダート1600m戦が(5-0-0-1)とベストな条件。5勝は東京・盛岡とワンターンの競馬場で、敗戦したのはコーナーが4つの船橋競馬場だ。ワンターンのコースレイアウトが適していると推測される。キングアブドゥルアジーズ競馬場のダート1800mは2コーナーのポケット地点からスタートとなり、ワンターンのコースレイアウト。距離は違うが、同馬にとって走りやすい条件と言えるだろう。鞍上には初コンビとなるJ.モレイラ騎手を予定している。初の海外挑戦だが、世界の名手を背にビックタイトル獲得の可能性は十分にある。

昨年のドバイターフを勝利したパンサラッサは、2020年暮れの師走ステークスでダートに挑戦し11着に敗れている。しかし、日本とは砂質の違い、適性を見せてもおかしくない。ここで好走すれば、この後予定しているドバイ遠征でのレース選択の幅が広がる。

皐月賞馬ジオグリフは初のダート挑戦。父ドレフォンはアメリカGⅠのブリーダーズカップスプリントを勝利するなど、ダート短距離でGⅠを3勝した。産駒には昨年のサウジダービー3着に入ったコンシリエーレや東京ダート1600mのコースレコードを持つデシエルトらがおり、ダート適正が高い種牡馬だ。ダート替わりすぐに適応してもおかしくないだろう。国内では4歳世代が猛威を振るっているが、世界でもその実力を見せられるか。

ヴァンドギャルドは2年連続でドバイターフに参戦し、2021年2着、2022年3着と海外遠征での強さを見せている。今回は安田記念以来、約8カ月ぶりの実戦。休み明け、初のダート戦で実力を発揮できるか。鞍上には昨年ドバイターフでコンビを組んだM.バルザローナ騎手を予定している。

アメリカの名門B.バファート厩舎の2頭が日本馬の最大のライバルと目される。

1頭目は、昨年の2着馬でドバイワールドカップ(GⅠ)を制したカントリーグラマー。現在、8戦連続連対中で安定した成績を残している。昨年敗れているだけに、ドバイWCでコンビを組んだL.デットーリ騎手を鞍上に迎え必勝態勢だ。

もう1頭は、昨年秋のブリーターズカップ(GⅠ)3着、続くマリブステークス(GⅠ)1着の実績を持つテイバだ。上述したケンタッキーダービーでは12着に敗れたが、大きく崩れたのは1戦のみで(4-1-1-1)と成績は安定している。ここでも上位争い必至だ。

地元勢からは昨年の覇者エンブレムロードに注目。ダート戦は(8-1-1-0)と圧倒的な成績を誇る。昨年のサウジCは単勝51倍の12番人気と低評価であった。出遅れて最後方からの競馬となったが、大外から徐々に進出。最後の直線に入ると、豪快に差し切り勝ちを収めた。地元勢として同競走初めての勝利でもある。その後、渡仏するが、芝2000mのヴィシー大賞(GⅢ)で5着に敗れ、休養に入った。休み明け初戦として、1月13日にダート1600mの条件戦に出走。後続に4馬身差をつける圧勝劇で、連覇に向けて好発進を決めた。こちらも侮れない。

以下、同競馬場で3連勝中のスコットランドヤード、昨年のドバイWC・6着の実績があるUAEから参戦のリモーネら、世界最高賞金レースに世界のトップホースが集結した。

■サウジCの日程、競馬場、コース

2023年2月25日(土曜) キングアブドゥルアジーズ競馬場(サウジアラビア)
第4回 サウジカップ GⅠ
北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
コース:1,800メートル(ダート・左)
総賞金:20,000,000米ドル 1着賞金 10,000,000米ドル
発送時刻:日本時間2月27日(日曜)02時35分(現地時間2月26日(土曜)20:35)

※JRAによる勝ち馬投票券発売はありません。

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■サウジCの出走予定登録馬一覧

※馬名、性齢、所属

カフェファラオ 牡6 日本
カントリーグラマー 牡6 アメリカ
クラウンプライド 牡4 日本
エンブレムロード 牡5 サウジアラビア
ジオグリフ 牡4 日本
ジュンライトボルト 牡6 日本
ラゲルタライム 牝5 サウジアラビア
パンサラッサ 牡6 日本
リモース セ6 UAE
サフロンビーチ 牝5 イギリス
スコットランドヤード 牡4 サウジアラビア
サンセットフラッシュ 牝7 サウジアラビア
テイバ 牡4 アメリカ
ヴァンドギャルド 牡7 日本


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。