【キーンランドカップ2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

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2022年8月28日、札幌競馬場でキーンランドカップ(GⅢ/芝1200m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。ウインマーベル、ジュビリーヘッド、エイティーンガール、トウシンマカオ、レイハリアらの出走が確定した。

今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は? 反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?

■2022年:キーンランドCの出走馬・枠順

※枠・馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1枠1番 ヴァトレニ セ4 ┃ 56kg 横山武史 (栗)長谷川浩大
1枠2番 ビリーバー 牝7 ┃ 55kg 杉原誠人 (美)石毛善彦
2枠3番 サヴォワールエメ 牝6 ┃ 54kg 松田大作 (栗)辻野泰之
2枠4番 ジェネラーレウーノ 牡7 ┃ 57kg 丸山元気 (美)矢野英一
3枠5番 ウインマーベル 牡3 ┃ 54kg 松山弘平 (美)深山雅史
3枠6番 シゲルピンクルビー 牝4 ┃ 54kg 和田竜二 (栗)渡辺薫彦
4枠7番 マウンテンムスメ 牝4 ┃ 54kg C.パコー (美)中野栄治
4枠8番 ヴェントヴォーチェ 牡5 ┃ 56kg C.ルメール (栗)牧浦充徳
5枠9番 ジュビリーヘッド 牡5 ┃ 56kg 横山和生 (栗)安田隆行
5枠10番 ロードマックス 牡4 ┃ 56kg T.バシュロ (栗)藤原英昭
6枠11番 オパールシャルム 牝5 ┃ 54kg 江田照男 (美)武藤善則
6枠12番 マイネルジェロディ 牡4 ┃ 56kg C.ホー (栗)西園正都
7枠13番 メイショウミモザ 牝5 ┃ 55kg 丹内祐次 (栗)池添兼雄
7枠14番 エイティーンガール 牝6 ┃ 55kg 武豊 (栗)飯田祐史
8枠15番 レイハリア 牝4 ┃ 55kg 松岡正海 (美)田島俊明
8枠16番 トウシンマカオ 牡3 ┃ 53kg 川田将雅 (美)高柳瑞樹

■過去の枠順傾向は?

枠番:着別度数|勝率 連対率 複勝率
1枠:0- 0- 0-15/15|0.0% 0.0% 0.0%
2枠:1- 0- 1-13/15|6.7% 6.7% 13.3%
3枠:0- 1- 0-16/17|0.0% 5.9% 5.9%
4枠:1- 3- 1-13/18|5.6% 22.2% 27.8%
5枠:0- 1- 2-15/18|0.0% 5.6% 16.7%
6枠:3- 1- 0-14/18|16.7% 22.2% 22.2%
7枠:3- 1- 3-11/18|16.7% 22.2% 38.9%
8枠:1- 2- 2-13/18|5.6% 16.7% 27.8%

2013年は函館競馬場開催のため、9回の札幌開催が対象となっている。

1枠以外の全ての枠が馬券に絡んでいるが、内外の差が目立つ形だ。

特に1枠は過去10年で一度も馬券に絡んでいない。馬番別でも2012年に2番が馬券に絡んでいるが、この時の2番は2枠かつ逃げ馬だった。最内枠は基本的には不利と考えてよいだろう。

また同様に2~3枠も、4枠以降の外枠と比較すると成績の不振が目立つ。馬券対象になった馬は3頭のみだ。1~3枠は割引が必要と考えてよい。過去10年の頭数から考えても、中心となる馬は4枠以降の馬から選びたい。

まとめると以下の傾向がある

  • 4枠以降の成績が良い
  • 過去10年で1枠は馬券に絡んでいない。
  • 2~3枠で馬券対象になったのは3頭のみ。

■2022年のレース展望、枠順考察

今回1番人気が予想されるウインマーベルは3枠5番を引いた。1~3枠の不振が目立つキーンランドCだが、この馬の脚質を考えても内目の枠は多少の割引が必要か。

他に上位人気が予想されるジュビリーヘッドは5枠9番、トウシンマカオは8枠16番を引いた。外枠が有利なだけに今回は好枠と言えるが、ウインマーベルの枠順が嫌われた場合は、この2頭いずれかが1番人気になる可能性もある。

他には昨年の覇者レイハリアは8枠15番を引いた。こちらも枠順から連覇が期待される。一方で最内枠を引いたヴァトレニは今回上位人気が予想されるが、最も狙いづらい1頭になった。

枠順から人気薄で期待できそうなのが、7枠13番を引いたメイショウミモザ。近走の実績に隠れているが、本来この馬はスプリント路線を使われていた。近走は差しの競馬に徹しており、脚質から外枠は好枠だろう。久々の距離短縮での一発が期待される。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。