【キーンランドカップ2022】予想・分析! コースやレースラップ、好走血統の特徴は?

Sporting News Japan Staff

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2022年8月28日、札幌競馬場でキーンランドカップ(GⅢ/芝1200m)が行われる。

今回はキーンランドカップが行われるコースの特徴、レースラップの特徴、さらに過去の好走血統について分析していく。

■予想・分析①:コースの特徴

向こう正面ポケットからスタートする、ワンターンのレース。3コーナーまでは412mで、コース全体はおおむね平坦ながら向こう正面はなだらかな上り坂になっている。3コーナー手前からはなだらかに下り始め、4コーナーから直線は平坦になっている。

逃げ・先行馬がやや有利ではあるが、差しも届くコース。コーナーの半径が大きく、スプリント戦ながら、枠順の有利不利が少ないのが特徴といえる。

■予想・分析②:レースラップの特徴

最初の2ハロン目は10秒台後半をマークすることが多く、前半3ハロンは33秒台後半~34秒台前半が主。洋芝の札幌で開催後半ということもあり、時計上での極端なハイペースにはなりにくい。ただ、タフな馬場になりやすいので、ペース以上にタフなレースになりやすい。

先行馬決着は少なく、差し馬が台頭しやすい展開も見られる。直線は短いので、コーナーでポジションを上げられる馬が有利といえそうだ。

■予想・分析③:好走血統、不振な血統

スプリント戦に強いロードカナロア産駒が2勝しているが、全体成績は(2-1-0-6)。出走頭数のわりには好走率がそこまで高くなく、過信は禁物だ。

全体的には、ロードカナロアなどのキングマンボ系も含む、ミスタープロスペクター系種牡馬の成績は良い。ただ馬場が重くなってくると、ノーザンダンサー系種牡馬を父か母父に持つ馬の好走率が高まる。天気と馬場状態には気をつけたい。

■まとめ

今回の分析をまとめると……

  • 基本は先行有利のコース(ある程度の先行力はあった方が良い)
  • 開催後半なので差しも届く(ただし、コーナリングのうまさが必要)
  • 良馬場ならばミスタープロスペクター系種牡馬が有利(馬場が悪化すればノーザンダンサー系種牡馬に注意)

ただでさえタフである洋芝の札幌競馬場で、開催後半に行われる重賞ということもあり、差せるスプリンターの活躍も目立つ。その週や開催日の馬場状態次第で、上位馬の脚質にも影響しそうなので、トラックバイアスはぜひ見ておきたいところだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。