【エリザベス女王杯2023】予想・分析。好走率36%、回収率約130%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年11月12日、京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ/芝2200m)が行われる。ブレイディヴェーグ、ハーパー、ジェラルディーナ、ディヴィーナ、サリエラらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回はエリザベス女王杯の好走条件について分析していく。

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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

エリザベス女王杯は過去10年で見ると穴馬の好走も多く、波乱含みの傾向が強いレースだ。

ただ11番人気以下に絞れば、過去10年で75頭中2頭しか馬券に絡んでいない。波乱を狙うのであれば極端な人気薄の馬よりも、中穴の馬が狙い目と言える。

過去データから、中心となる馬を選ぶ際は、やはり10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② 前走着差

またエリザベス女王杯は前走大敗から巻き返す馬も多いが、過去10年前走で勝ち馬から1秒以上差を付けられた馬は、1頭も馬券に絡んでいない。

前走着順よりも、勝ち馬との着差に注目し、前走1秒以上差を付けられた馬は、馬券に絡まない可能性が高いと考える。中心となる馬は、前走着差0秒9以内の馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析③ 枠順

エリザベス女王杯は過去10年全ての枠が馬券に絡んでおり、一見すると枠順による有利不利は無いように見える。しかし京都競馬場で開催された過去8年のデータを見ると、1枠で馬券に絡んだ3頭は全て当日3番人気以内に支持されていた。

京都競馬場で行われた過去8年で、当日4番人気以下だった1枠の馬は全て馬券対象外となっている。

今年は久々の京都開催。京都の芝2200mで1枠から馬券に絡むためには、相応の実力が必要と考え、当日4番人気以下の1枠馬は無条件で消すようにしたい。

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■【予想】過去の傾向分析④ 所属厩舎

エリザベス女王杯は過去10年で、栗東と美浦の所属馬の成績に大きな差があり、美浦所属馬は苦戦傾向にある。

具体的に過去10年、エリザベス女王杯で馬券に絡んだ30頭中、美浦所属馬は5頭のみ。さらに、5頭中3頭は過去GⅠで連対実績のある実力馬だった。

過去の成績から、美浦所属馬は基本的に不利と考えてよい。中心となる馬を美浦所属馬から選ぶ際には、最低でも過去にGⅠで馬券に絡んだ実績のある馬から選ぶようにしたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(9-9-9-48)
勝率12% 複勝率36%
単勝回収率147% 複勝回収率122%

優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。