【エリザベス女王杯2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

【エリザベス女王杯2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは? image

2023年11月12日、京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ/芝2200m)が行われる。サリエラ、ジェラルディーナ、ディヴィーナ、ハーパー、ブレイディヴェーグらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

[AD] 地方競馬は楽天競馬! オトクな新規登録キャンペーン実施中

今回はエリザベス女王杯の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 種牡馬

過去10年におけるエリザベス女王杯の種牡馬傾向を見ると、今回の出走馬の中では大きく絞られるようなデータはない。ただし近3年の阪神開催を除いた過去7回で照らし合わせると、消すことのできる種牡馬が出てくる。

それは、ロベルト系とヴァイスリージェント系だ。ヴァイスリージェント系は今回の出走馬ではクロフネが該当する。成績は(0-0-0-3)。クロフネ産駒はマイル付近に距離適性がある馬が多いので、妥当な成績といえる。

注目はロベルト系である。過去10年では(1-1-1-13)と勝ち馬も出ており、まずまずの成績だが、京都開催の過去7年に絞ると(0-0-0-7)。極端に成績が悪くなる。近年のロベルト系出走馬は、昨年の勝ち馬ジェラルディーナ(父モーリス)、2着馬ウインマリリン(父スクリーンヒーロー)、2021年の3着馬クラヴェル(父エピファネイア)だ。

昨年は有力馬が多かったのに対して、京都開催時の人気馬は2018年4番人気4着のレッドジェノヴァ(父シンボリクリスエス)がいる程度。ただし、内回りで直線急坂の阪神芝内回り2200mに対して、今年の舞台は直線に坂のない京都芝外回り2200mである。そこではロベルト系のタフさよりも、直線でスピードの高さの方が求められる。ロベルト系よりも、サンデーサイレンス系の方が一日の長にあるだろう。

今年はロベルト系産駒の出走馬が数頭いるが、思い切って消してみると好配当にありつけるのかもしれない。

[AD] スポーツ観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

■【予想】過去の傾向分析② 前走クラス

まず、今回が昇級戦の馬の成績を確認する。過去10年で(0-1-0-23)と、馬券に絡んだのは2013年6番人気2着だったラキシスのみ。その時のラキシスは同コースの1000万下特別(現在の2勝クラス)を制し、格上挑戦で挑んだ一戦だったが、コース好走歴があったのが大きいだろう。翌年、このレースを制した通り、実力があったのも確かだ。

また、前走GⅢから挑んだ馬は(0-0-1-11)で、これは2021年の9番人気3着馬クラヴェルのみ。リステッド競走やオープン競走からは1頭も馬券に絡んでいない。前走クラスはGⅠかGⅡからがベター。それ以外の馬は消しか軽視で良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走レース

レース形態や臨戦過程が以前より変わっているので、それに伴い傾向も若干変化しているのは事実だ。だが以前と変わりないのは、3歳馬なら秋華賞(GⅠ)、古馬なら府中牝馬ステークス(GⅡ)。これらのレースからの臨戦は成績が良い。

成績が奮わないのは、前走京都大賞典(GⅡ)である。以前は前走オールカマー(GⅡ)と並び、牡馬混合戦からの転戦は穴馬を生むローテーションでもあった。ただ、過去10年では(0-0-0-13)。近年は穴馬すら生んでいないことを考えると、このローテーションの馬は消しで良いのだろう。

コースだけでいえば、前走阪神芝1800mも(0-0-0-3)と消し条件に当てはまる。しかしいずれも条件戦で、ローズステークス(GⅡ)からは過去10年で出走馬がない。消し条件に当てはめるのは危険なので、今回は除外した。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

[AD] 無料&プレミアムで生中継! ABEMAならスポーツもエンタメも

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。