【エリザベス女王杯2022】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年11月13日、阪神競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ/芝2200m)が行われる。デアリングタクト、スタニングローズ、ナミュール、ジェラルディーナ、ピンハイらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

今回はエリザベス女王杯の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析①:年齢

過去10年では3~5歳の馬がほぼ馬券圏内を占めており、阪神開催の近2年も3~5歳の馬で決まっていた。

クラブ馬は規定により6歳春で引退するケースが多く、出走頭数が少ない。6歳以上はほぼ個人馬主所有馬あり、過去10年で馬券に絡んだのは3年連続2着だったクロコスミアのみ。基本的には軽視で良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析②:前走着差

過去10年では、前走で勝ち馬から1秒離された馬の成績が(0-0-0-20)となっている。前走で大敗した馬は基本的には下位人気の馬が多いが、2014年2番人気のメイショウマンボや2016年4番人気のタッチングスピーチも含まれている。

大きな着順で負けた後の巻き返しもあるレースだが、着差という観点から1秒以上負けた馬の巻き返しは厳しそうだ。

■【予想】過去の傾向分析③:血統面

ディープインパクト産駒の活躍が目立つ。昨年はディープインパクを父に持つキズナの産駒が1、2着を決めた。一方、阪神開催ではディープインパクト産駒でも母父ミスタープロスペクター系は、(0-0-0-6)と不振になる。

ディープインパクト系の強いレースではあるが、母父次第で傾向が変わってきそう。安易にディープインパクト系だからと食いつかない方が良さそうだ。

昨年はキズナ産駒が3頭出走し。いずれも人気はなかったが、1、2着だった2頭の母父はシンボリクリスエス、Motivatorといずれも欧州型のタフなレースに強い血統だった。大敗したキズナ産駒は母父Tapitで、米国型でスピード勝負に分がある血統となっている。

パワーの強いキズナ産駒であっても、このレースにおいては母父欧州型血統の方が良さそうだ。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。