2022年11月6日、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(GⅡ/芝2500m)が行われる。テーオーロイヤル、キラーアビリティ、ヒートオンビート、ボスジラ、ハーツイストワールらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
今回はアルゼンチン共和国杯の好走条件について分析していく。
予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。
■【予想】過去の傾向分析①:人気
アルゼンチン共和国杯は過去10年で、3連単10万円以上が1回。順当な決着で終わることが多い。
特に11番人気以下の馬は過去10年で58頭中1頭しか馬券に絡んでおらず、中心となる馬は10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。
※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察
■【予想】過去の傾向分析②:馬齢
過去10年のアルゼンチン共和国杯では、高齢馬が苦戦傾向にある。
具体的に6歳以上の成績は(2-1-0-25)複勝率10%。5歳以下は(8-9-9-47)複勝率35%と、勝ち馬の数と複勝率ともに大きな差がある。
6歳以上の高齢馬は馬券に絡まない可能性が高いと考え、中心となる馬は、3~5歳の馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析③:前走着順
アルゼンチン共和国杯では過去10年、前走で大敗した馬は苦戦している。
具体的に、前走10着以下に敗れた馬の成績は(1-0-1-14)複勝率12%。一方で前走9着以内だった馬の成績は(9-10-8-58)複勝率31%と、成績に大きな差がある。
中心となる馬は近走の勢いを重視し、前走1桁着順の馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析④:レース間隔
アルゼンチン共和国杯は過去10年、休養明けの馬の好走が目立つ。
具体的には中9週以内の馬の成績は(4-8-5-58)複勝率22%だが、中10週以上となる馬の成績は(6-2-4-13)複勝率48%と非常に優秀だ。
中心となる馬は、秋初戦となる休養明けの馬から狙いたい。
■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?
他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……
(4-2-3-7)
勝率25% 複勝率56%
単勝回収率100% 複勝回収率113%
非常に優秀な成績となっている。
今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。
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