【アイビスサマーダッシュ2022】出走登録馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

Sporting News Japan Staff

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2022年7月31日、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ(GⅢ/芝直線1000m)が行われる。

今回はアイビスサマーダッシュの登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

■2022年アイビスサマーダッシュの展望・人気・予想

まず注目は、昨年の勝ち馬オールアットワンスだ。

昨年は葵ステークス3着から重賞初挑戦。外目の枠から前目のポジションを取り、ゴール前で差し切って重賞初制覇を飾った。3歳牝馬だったということもあり、51㎏の軽い斤量で出走できたことも最後の一押しにつながった。

その後は不振が続き、3戦使われて5着以内が一度もない成績が続いている。前走は今回と同じ新潟千直の韋駄天ステークスだったが、道中の行きっぷりが悪く、最後の伸びも一息だった。

近走成績が物足りない上、斤量も昨年より増えるので、昨年のような走りができるかは疑問だ。ただ、前走に限って言えば、牝馬で55㎏(牡馬換算57㎏、トップハンデ)を背負っていた。なおかつ、馬体重も前走比10㎏増で過去最高馬体重(456kg)と、馬体もやや太かったのだろう。

近走不振でも、アイビスサマーダッシュはリピーターが好走しやすい。近走成績は目立たないが、ここは復活の足掛かりとしたいところだ。

近走成績では、条件戦2連勝で挑むマウンテンムスメも面白い。

未勝利勝ちは2戦目と、比較的順調な勝ち上がりであった。しかし、その後は1勝クラスの壁にも阻まれ、しばらく不振にあえいだ。

転機は昨年ダート1000mを使われたあと、連闘で挑んだ札幌芝1200mのレースだった。ここでハナを奪い切って逃げると、9番人気ながら2着に好走。ここから掲示板を外すことなく、前走で3勝クラスを突破しオープン入りとなった。1年間馬券圏内がなかった馬にスイッチが入り、途端に化けたのだ。

未勝利戦以来1年2ヵ月ぶりの勝利となった閃光特別(1勝クラス)は、新潟千直のレース。コース実績も持っている。先行力を生かし切れば、今の勢いで重賞初制覇も見えてきそうだ。

マリアズハートはオールアットワンスが敗れた韋駄天ステークスの勝ち馬だ。

新潟千直は先行馬有利だが、この馬は差し馬。新潟千直で行われた韋駄天ステークスも、中団からの差し切りであった。同コースで開催された昨年のルミエールオータムダッシュも中団からの差し切りだった。

開幕週なだけに、馬場傾向は先行有利となりそうだ。とはいえ、新潟千直は差しの競馬で2戦2勝。あまりにペースが速くなるようならば、この馬の差し切りも考えられそうだ。

新潟千直適性を考えるならば、昨年の4着馬トキメキの台頭も考えられる。

前走は3勝クラスながら、新潟千直で勝利を収めた。新潟千直は外枠が有利であるのだが、2枠3番という内目の枠から、差し切りを決めている。

決して枠に恵まれたとは言えない中での勝利なだけに、この馬の新潟千直適性がうかがえる。また、3走前から先行力を生かす競馬に脚質をシフトし、これが功を奏した。

観客をときめかせる走りをこの舞台ですることができるだろうか。

忘れてはならないのが、2019年の勝ち馬ライオンボスだ。

新潟千直では9戦4勝、2着3回とコース巧者といった成績。近走は成績がもうひとつで、加齢もあってか以前のように安定して逃げられるような先行力にも陰りが見えている。

だが、アイビスサマーダッシュには4年連続の出走となり、過去1勝、2着2回と好成績。昨年も今年と似た近走成績ながら2着に好走した。アイビスサマーダッシュマイスターとして、その実力を今回も見せることはできるか。

以下、2020年3着馬のビリーバー、初の短期免許となるV.ホー騎手が鞍上で、骨折から1年ぶりの実戦となるアヌラーダプラ、格上挑戦となるものの、前走でスピードを見せつけたテイエムトッキュウなど、スピード自慢が揃った。

■アイビスサマーダッシュの日程、競馬場、コース

2022年7月31日(日曜) 1回新潟2日
第22回アイビスサマーダッシュGⅢ
条件:3歳以上オープン(国際)(特指)別定
コース:1,000メートル(芝・直線)
本賞金:4100,1600,1000,620,410万円

■アイビスサマーダッシュの出走予定登録馬一覧

アヌラーダプラ 54.0 牝5 萩原 清(美浦)
ヴェントヴォーチェ 56.0 牡5 牧浦 充徳(栗東)
オヌシナニモノ 56.0 牡5 高橋 義忠(栗東)
オールアットワンス 54.0 牝4 中舘 英二(美浦)
キタイ 54.0 牝6 杉浦 宏昭(美浦)
クリスティ 54.0 牝5 杉山 晴紀(栗東)
ジャスパージャック 56.0 牡6 森 秀行(栗東)
ジュニパーベリー 54.0 牝5 手塚 貴久(美浦)
シンシティ 54.0 牝5 木原 一良(栗東)
スティクス 54.0 牝4 武 幸四郎(栗東)
テイエムトッキュウ 56.0 牡4 木原 一良(栗東)
トウショウピスト 56.0 牡10 土田 稔(美浦)
トキメキ 54.0 牝5 斎藤 誠(美浦)
トミケンルーア 56.0 せん6 竹内 正洋(美浦)
パーティナシティ 56.0 牡6 高橋 義忠(栗東)
ビリーバー 54.0 牝7 石毛 善彦(美浦)
ヒロノトウリョウ 56.0 牡6 蛯名 利弘(美浦)
マウンテンムスメ 54.0 牝4 中野 栄治(美浦)
マリアズハート 55.0 牝6 菊沢 隆徳(美浦)
ムスコローソ 56.0 牡7 手塚 貴久(美浦)
ライオンボス 58.0 牡7 和田 正一郎(美浦)
リンゴアメ 54.0 牝4 菊川 正達(美浦)
ルッジェーロ 56.0 せん7 鹿戸 雄一(美浦)
ルドラクシャ 54.0 牝5 松山 将樹(美浦)
レジェーロ 54.0 牝5 西村 真幸(栗東)
ロードベイリーフ 56.0 牡5 森田 直行(栗東)

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。