【アイビスサマーダッシュ2022】予想・分析。好走率67%、回収率140%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年7月31日、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ(GⅢ/芝直線1000m)が行われる。ライオンボス、マリアズハート、オールアットワンス、オヌシナニモノ、トキメキらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回はアイビスSDの好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

まずアイビスSDは「超人気薄が穴を開けることがほとんどない」という傾向のあるレースだ。

過去10年の11番人気以下の成績を見てみると(0−0−1−59)。60頭が走ってわずか1頭しか馬券に絡んでいない。

昨年、14番人気のバカラクイーンが3着に突っ込み大穴を開けたものの、他の年はいずれも不発。基本的に超人気薄が馬券に絡みづらいレースと考え、10番人気以内の馬から馬券を組み立てていくのがよさそうだ。

※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察

■【予想】過去の傾向分析② 枠順

アイビスSDといえば外枠有利で有名だ。これはデータでも顕著に現れている。

1〜4枠(2−3−1−35)
勝率5% 複勝率15%

5〜8枠(8-7-8-36)
勝率14% 複勝率39%

好走率の差は一目瞭然だ。1〜4枠から好走したのは1番人気が2頭、2番人気が1頭、3番人気が2頭、そして4番人気が1頭。つまりほとんどが上位人気だった。前述の通り、一度だけ超人気薄が大穴を開けたことはあったが、例外中の例外と考えたほうが自然か。

■【予想】過去の傾向分析③ 年齢

アイビスSDは直線1000mの高速決着。一般的にスピードが求められるレースの場合、若い馬のほうが有利な傾向にある。

実際にアイビスSDでは6歳以上の馬が不振傾向にある。

6歳馬以上(2−1−3−36)

なお、好走した6頭は近3走以内に1000mのレースで馬券になった実績があった。つまり6歳以上でもスピードレースに対応できることを証明していたことになる。

よって基本的には5歳以下を軸に考えるのが吉。6歳以上の場合は近走の実績に注目してみるといいかもしれない。

■【予想】過去の傾向分析④ 血統

アイビスSDは直線1000mの電撃戦だ。この超短距離戦では血統傾向も明確なものが見える。

父サンデーサイレンス系の不振だ。

サンデー系は芝中距離の瞬発力勝負を得意とする馬が多い。このため、忙しない直線1000mは本質的に向いていない場合が多く、力を発揮できないことが多い。

父サンデー系(0−1−1−16)

割引と考え、他の血統の馬を選んだほうがよさそうだ。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(7−5−4−8)
勝率29% 複勝率67%
単勝回収率141% 単勝回収率138%

非常に優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。