2023年2月5日、中京競馬場できさらぎ賞（GⅢ／芝2000m）が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。
フリームファクシ、オープンファイア、レミージュ、ロゼル、シェイクユアハートらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか？実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。
馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクター。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。
■最終追い切り動画
▼【フリームファクシ】 須貝尚介厩舎
2月1日 栗東・Cウッドチップコース 稍重
6F88秒1 - 5F71秒6 - 4F55秒8 - 3F39秒5 - 1F11秒4
評価:B＋
併せ馬。川田将雅騎手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。
追われてからの反応が良く、状態は良好。前走からの上積みは感じられないものの前走からの好調をキープしているようだ。
過去のレースを振り返っても、能力面は他の出走各馬と比較して頭1つ抜けている。ここで好走しクラシックに繋がる走りをしたい。
▼【オープンファイア】 斉藤崇史厩舎
2月1日 栗東・Cウッドチップコース 稍重
6F83秒5 - 5F67秒5 - 4F52秒3 - 3F37秒4 - 1F11秒8
評価:C
併せ馬。B.ムルザバエフ騎手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。
追われてからの反応が鈍く、良化途上か。時計面は良いものの走りに迫力や鋭さが感じられず、休み明け感が否めない。現状でどこまでやれるか注目だ。
▼【レミージュ】 松永幹夫厩舎
2月1日 栗東・坂路コース 良
4F57秒1 - 3F40秒9 - 2F26秒3 - 1F13秒1
評価:B＋
併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。
素軽い走りで気配良好。タイムは平凡ではあるが、1週前に攻めた追い切りを消化してきているため問題はなさそう。
仕上がり良好で追い切り履歴も申し分なく、非常に楽しみな1頭だ。
▼【ロゼル】 大和田成厩舎
2月1日 美浦・南ウッドチップコース 良
6F82秒8 - 5F67秒0 - 4F52秒5 - 3F38秒4 - 1F12秒0
評価:B＋
併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。
追われてからの反応が鋭く、仕上がり良好。前走からの上積みは感じないものの、走れる状態は整っている。
初の中京コースや初の2000mという距離など未知数な点も多々あるが、状態面の良さから好走するチャンスはありそうだ。
▼【シェイクユアハート】 宮徹厩舎
2月1日 栗東・坂路コース 良
4F53秒8 - 3F39秒0 - 2F25秒2 - 1F12秒6
評価:C
併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。
追われてからの反応鈍く身体が重そうな印象だ。
調教履歴を考慮しても、最終追い切りの時計面が平凡。好調時と比較しても見劣り、現状でどこまでやれるか。
■まとめ
今年も少頭数でのレースとなったきさらぎ賞。新馬戦から素質の高さが光るフリームファクシが登場するが、それ以外は力の差が読みづらいメンバー構成となった。
状態面ひとつで大きく着順が変わる可能性のあるレースとなりそうで、状態面の見極めがいつも以上に重要になりそう。ここを好走しこの世代で存在感を示すことができるのはどの馬か。クラシックに繋がるレースとなることを期待したい。
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