【ゴルフ】全米女子オープン歴代優勝者一覧

牧野豊 Yutaka Makino

及川卓磨 Takuma Oikawa

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2021年に続き2024年に2度目の優勝を果たした笹生優花

女子ゴルフの世界五大メジャー大会のひとつ、『全米女子オープン』(U.S. Women's Open)の第79回大会が2024年5月、米国カリフォルニア州のランカスター・カントリークラブで行われ、日本の笹生優花が自身2度目の優勝を果たした。

ここでは、第1回大会(1946年)のパティ・バーグ(アメリカ)から2024年に2度目の優勝を飾った笹生までの歴代優勝者を一覧にまとめる。

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全米女子オープンゴルフ歴代優勝者一覧

※Eはイーブン。*付きはマッチプレー方式、(P)はプレーオフ決着。

選手国・地域スコア
11946年パティ・バーグアメリカ5 & 4*
21947年ベティ・ジェイムソンアメリカ-9 / 295
31948年ベイブ・ザハリアスアメリカE / 300
41949年ルイーズ・サッグスアメリカ-9 / 291
51950年ベイブ・ザハリアスアメリカ-9 / 291
61951年ベッツィ・ロールズアメリカ+5 / 293
71952年ルイーズ・サッグスアメリカ+8 / 284
81953年ベッツィ・ロールズアメリカ+6 / 302(P)
91954年ベイブ・ザハリアスアメリカ+3 / 291
101955年フェイ・クロッカーウルグアイ+11 / 299
111956年キャシー・コーネリアスアメリカ+7 / 302(P)
121957年ベッツィ・ロールズアメリカ+7 / 299
131958年ミッキー・ライトアメリカ-2 / 290
141959年ミッキー・ライトアメリカ+7 / 287
151960年ベッツィ・ロールズアメリカ+4 / 292
161961年ミッキー・ライトアメリカ+5 / 293
171962年ムール・リンドストロームアメリカ+13 / 301
181963年メアリー・ミルズアメリカ-3 / 289
191964年ミッキー・ライトアメリカ-2 / 290(P)
201965年キャロル・マンアメリカ+2 / 290
211966年サンドラ・スプジッチアメリカ+9 / 297
221967年キャサリン・ラコステ(アマ)フランス+10 / 294
231968年スージー・バーニングアメリカ+5 / 289
241969年ドナ・カポニアメリカ+2 / 294
251970年ドナ・カポニアメリカ+3 / 287
261971年ジョアン・カーナーアメリカE / 288
271972年スージー・バーニングアメリカ+11 / 299
281973年スージー・バーニングアメリカ+2 / 290
291974年サンドラ・ヘイニーアメリカ+7 / 295
301975年サンドラ・パーマーアメリカ+7 / 295
311976年ジョアン・カーナーアメリカ+8 / 292(P)
321977年ホリス・ステイシーアメリカ+4 / 292
331978年ホリス・ステイシーアメリカ+5 / 289
341979年ジェリリン・ブリッツアメリカE / 284
351980年エイミー・オルコットアメリカ-4 / 280
361981年パット・ブラッドリーアメリカ-9 / 279
371982年ジャネット・アレックスアメリカ-5 / 283
381983年ヤン・スティーブンソンオーストラリア+6 / 290
391984年ホリス・ステイシーアメリカ+2 / 290
401985年キャシー・ベイカーアメリカ-8 / 280
411986年ジェーン・ゲデスアメリカ-1 / 287
421987年ローラ・デービースイングランド-3 / 285(P)
431988年リーゼロッテ・ノイマンスウェーデン-7 / 277
441989年ベッツィ・キングアメリカ-6 / 278
451990年ベッツィ・キングアメリカ-4 / 284
461991年メグ・マロンアメリカ-1 / 283
471992年パティ・シーハンアメリカ-4 / 280(P)
481993年ラウリ・メルテンアメリカ-8 / 280
491994年パティ・シーハンアメリカ-7 / 277
501995年アニカ・ソレンスタムスウェーデン-2 / 278
511996年アニカ・ソレンスタムスウェーデン-8 / 272
521997年アリソン・ニコラスイングランド-10 / 274
531998年パク・セリ韓国+6 / 290(P)
541999年ジュライ・インクスターアメリカ-16 / 272
552000年キャリー・ウェッブオーストラリア-6 / 282
562001年キャリー・ウェッブオーストラリア-7 / 273
572002年ジュライ・インクスターアメリカ-4 / 276
582003年ヒラリー・ランケアメリカ-1 / 283(P)
592004年メグ・マロンアメリカ-10 / 274
602005年バーディ・キム韓国+3 / 287
612006年アニカ・ソレンスタムスウェーデンE / 284(P)
622007年クリスティ・カーアメリカ-5 / 279
632008年パク・インビ韓国-9 / 283
642009年ジ・ウンヒ韓国E / 284
652010年ポーラ・クリーマーアメリカ-3 / 281
662011年ユ・ソヨン韓国-3 / 281(P)
672012年チェ・ナヨン韓国-7 / 281
682013年パク・インビ韓国-8 / 280
692014年ミシェル・ウィーアメリカ-2 / 278
702015年チョン・インジ韓国-8 / 272
712016年ブリタニー ラングアメリカ-6 / 282(P)
722017年パク・ソンヒョン韓国-11 / 277
732018年アリヤ・ジュタヌガーンタイ-11 / 277(P)
742019年イ・ジョンウン韓国-6 / 278
752020年キム・アリム韓国-3 / 281
762021年笹生優花フィリピン-4 / 280(P)
772022年ミンジー・リーオーストラリア-13 / 271
782023年アリセン・コープスアメリカ-9 / 275
792024年笹生優花日本-4 / 276

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歴代最多優勝は4回で1950〜60年代に2人が成し遂げる

過去78回の全米女子オープンで最多優勝回数を誇るのは、ベッツィ・ロールズ(アメリカ/1951、1953、1957、1960年)、ミッキー・ライト(アメリカ/1958、1959、1961、1964年)の4回。ロールズは1951年からの10年間、ライトは1958年からの7年間に集中的に勝利を重ねた。

続く3回はベイブ・ザハリアス(アメリカ/1948、1950、1954年)、スージー・バーニング(アメリカ/1968、1972、1973年)、ホリス・ステイシー(アメリカ/1977、1978、1984年)、そしてアニカ・ソレンタム(スウェーデン/1995、1996、2006年)の4人が名を連ねている。

アジア勢では、韓国が優勢。1998年にパク・セリが優勝を果たして以来、延べ11回の優勝を誇っている。

日本人選手は笹生優花が唯一の優勝 2024年には2度目の大会制覇

日本勢は、2021年にフィリピン国籍として出場した笹生優花が畑岡奈紗とのプレーオフにもつれる戦いを制して初めて優勝を飾ると、2024年にも笹生が自身2回目の大会制覇。複数回優勝は日本人選手史上初。アジア勢としても韓国のパク・インビ(2008、2013年)に次ぐ2人目の快挙となった。

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牧野豊 Yutaka Makino

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東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。