【速報】ツアー選手権2024 松山英樹は9位でフィニッシュ 優勝のスコッティ・シェフラーは賞金36億円ゲットで年間王者

一野洋 Hiroshi Ichino

【速報】ツアー選手権2024 松山英樹は9位でフィニッシュ 優勝のスコッティ・シェフラーは賞金36億円ゲットで年間王者 image

現地時間2024年8月29日(木)に開幕した今季のPGAツアー最終戦となるプレーオフシリーズ第3戦『ツアー選手権』(TOUR Championship)。1日に最終日が行われ、松山英樹は7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で回り通算16アンダーの9位タイでフィニッシュした。優勝は、通算30アンダーのスコッティ・シェフラーで賞金2500万ドル(約36億円)を手にし、自身初の年間王者に輝いた。

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通算12アンダーで最終日を迎えた松山は、4番でバーディーを奪うと7番、8番で連続バーディーを決める。サンデーバックナインに入っても10番でバーディーパットを沈めて一時は4位まで浮上する。上位争いにそのまま加わるかと思われたが、11番でまさかのダブルボギーをたたいて後退してしまう。

それでも12番でバウンスバックすると、14番まで3連続バーディー。その後はスコアを一つ落とし、通算16アンダーで大会を終えた。

優勝争いは、シェフラーのほぼ独壇場。7番と8番で連続ボギーをたたき、一時はコリン・モリカワに2打差まで詰め寄られる場面もあったが、正確なショットと強靭なメンタルを武器に9番から3連続バーディーを奪うと、14番ではイーグルを奪取。世界ランク1位の実力を存分に見せつけたシェフラーは、初日から一度もトップを譲らず、完全優勝で今季のツアー7勝目を手にした。

プレー経過・結果・順位・ハイライト

5:57 シェフラーがウイニングパットを沈めて、自身初の年間王者に輝く。

5:09 松山のバーディーパットは惜しくもカップインならずもパー。通算16アンダーでホールアウトした。この時点で8位タイ。

5:06 松山のバンカーショットはグリーンオンするも、カップまでは距離が残る。

5:00 松山の2打目はバンカーにつかまる。本人も打った後に「あ~」とため息。

4:51 松山は難なくパーパットを決めて、最終ホールへと向かう。

4:48 松山は距離感が難しい厳しい位置からのセカンドショットだったが、見事にグリーンオン。

4:45 17番ホール、松山のティショットは左のラフでフェアウェイをとらえられず。

4:42 松山は返しのパットはきっちりと沈める。

4:41 松山のバーディーパットは優しいタッチでトライするも、カップまで届かず。

4:35 16番ホール、松山は2打目できっちりとグリーンをとらえる。

4:28 松山はパーパットを外し、まさかの3パット。ボギーで通算16アンダーにスコアを落とす。

4:25 松山は強気に攻めるパットだったが惜しくもカップインならず。

4:20 15番ホール、アイランドグリーンのパー3でピン手前につけるワンオンに成功。それでも本人は舌を出し納得いかない表情。

4:18 松山の長めのイーグルパットはカップ近くまで寄せる。次のパットをきっちりと沈めて3連続バーディー。通算17アンダーで5位タイに浮上。

4:13 松山の2打目は深いラフからの一打だったが、見事にグリーンオン。

4:07 14番ホール、松山のティショットは右ラフへ。

4:01 13番ホール、松山は連続バーディーで11番のダブルボギーを帳消しにする。通算16アンダーで7位タイに浮上。

3:47 松山はグリーンそばからの3打目をパターで打ち、見事カップイン。この日5つ目のバーディーでバウンスバック。

3:38 松山のボギーパットはカップに蹴られて、ダブルボギー。これには松山も渋い表情

3:33 11番ホール、松山のバンカーからの3打目は、もう少しでカップインのナイスアプローチ。

3:26 松山は下りのパットを慎重に沈めてこの日4つ目のバーディー。通算16アンダーで4位タイ。

3:23 松山の2打目はピン奥に落ち、グリーンの傾斜を利用してややピンまで寄ってくる。

3:20 10番ホール、松山はティショットを打った後に右手を離し、やや不満げな感じ。

3:15 松山はきっちりパーパットを沈め、サンデーバックナインへ突入する。

3:07 松山はきっちりとパットを決めて、連続バーディー。通算15アンダーにスコアを伸ばし、この時点で5位タイ。

3:04 松山はアプローチでピンに寄せてバーディーチャンス。

2:57 8番ホール、松山のティショットはグリーンそばのカラーにつけるナイスショット。

2:52 松山は楽々とパットを沈めてこの日2つ目のバーディー。通算14アンダーで4位タイに浮上。

2:48 7番ホール、松山の2打目は、チップインイーグルかと思わせるほどのナイスショット。

2:42 松山は返しのパットも入らずバーディーならず。2ホール連続でパーセーブ。

2:40 ツーオンに成功した松山。2段グリーンの上からの難しいイーグルパットはカップ左を通過。

2:28 松山は長めのパットを慎重に沈めてパーをキープ。

2:26 5番ホール、松山は3打目のアプローチをピン奥につける。

2:11 松山はパットをきっちり沈めて、この日最初のバーディー。通算13アンダー

2:09 4番ホール、松山は2打目でピンそばにつけるバーディーチャンス。

2:08 松山は1番から3連続でパーをキープ

1:21 松山がティオフ

▽8月31~9月1日:松山は通算12アンダーで最終日へ

通算9アンダーで3日目を迎えた松山は、4番でボギーをたたくも5番と6番で連続バーディーを奪うと、後半は2バーディー、ノーボギーで回り、この日は68の3アンダーでフィニッシュ。通算12アンダーにスコアを伸ばし最終日に挑む。首位は3日連続60台で回り通算26アンダーで独走状態のスコッティ・シェフラー。2位には5打差でコリン・モリカワが続いている。

▽8月30~31日:松山は首位から12差8位に後退

松山は、4番から3連続ボギーと苦しい立ち上がりだったが、8番でこの日最初バーディーを奪うと、後半の14番と15番でもバーディーパットを沈めてスコアを戻す。16番ではボギーをたたくも、17番と18番を連続バーディーでフィニッシュ。5バーディー、4ボギーの出入りが激しいゴルフだったこの日は70で回り、首位から12打差の通算9アンダーの8位タイで第2ラウンドを終えた。2日目を終えての首位は、世界ランキング1位スコッティ・シェフラーの通算21アンダーで、2位コリン・モリカワに4打差をつけて快走している。

▽8月29~30日:松山は4位に後退

首位から3打差の3位でスタートした松山は、3番でボギーをたたくも、6番と8番でバーディーを奪取してバックナインに突入。後半も10番でボギースタートだったが、16番でリカバーした。この日は3バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダーで初日を終えた。なお、通算10アンダーの首位でスタートしたスコッティ・シェフラーは、この日7バーディー、1ボギーでスコアを6つ伸ばし、2位に7打差をつける通算16アンダーでトップを快走している。

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ツアー選手権 リーダーボード トップ5(最終結果)

順位選手名スコア1234トータル
1スコッティ・シェフラー-3065666667264
2コリン・モリカワ-2666636766262
3サヒス・ティーガラ-2467666664263
4Tザンダー・シャウフェレ-1970647168273
4Tラッセル・ヘンリー-1967716762267
4Tアダム・スコット-1966676867268
9T松山英樹-1670706867275

※T=タイ


※以下、試合前時点の情報。

📝大会概要

  • 大会名称:ツアー選手権(欧文名:TOUR Championship)
  • コース:イーストレイク・ゴルフコース (米国ジョージア州アトランタ/総距離:7,490ヤード/パー71)
  • 日程:現地時間2024年8月29日(木)~9月1日(日)(各日終了時間は日本時間8月30日朝~9月2日朝)
  • 日本との時差:-13時間/日本では翌日深夜から朝までの競技時間となる

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⛳️出場選手

*8月27日現在

★日本

  • 松山英樹(ハンデ -7)

★日本勢以外

  • スコティ・シェフラー(アメリカ、ハンデ -10)
  • ザンダー・シャウフェレ(アメリカ、ハンデ -8)
  • キーガン・ブラッドリー(アメリカ、ハンデ -6)
  • ルズウィ・アベリ(スウェーデン、ハンデ -5)
  • ロリー・マキロイ(北アイルランド、ハンデ -4)
  • コリン・モリカワ(アメリカ、ハンデ -4)
  • ウィンダム・クラーク(アメリカ、ハンデ -4)
  • サム・バーンズ(アメリカ、ハンデ -4)
  • パトリック・カントレー(アメリカ、ハンデ -4)
  • イム・ソンジェ(韓国、ハンデ -3)
  • サヒス・ティーガラ(アメリカ、ハンデ -3)
  • シェーン・ローリー(アイルランド、ハンデ -3)
  • アダム・スコット(オーストラリア、ハンデ -3)
  • トニー・フィナウ(アメリカ、ハンデ -3)
  • アン・ビョンフン(韓国、ハンデ -2)
  • ビクトル・ホブラン(ノルウェー、ハンデ -2)
  • ラッセル・ヘンリー(アメリカ、ハンデ -2)
  • アクシェイ・バティア(インド、ハンデ -2)
  • ロバート・マッキンタイア(スコットランド、ハンデ -2)
  • ビリー・ホーシェル(アメリカ、ハンデ -1)
  • トミー・フリートウッド(イングランド、ハンデ -1)
  • セップ・ストラカ(オーストリア、ハンデ -1)
  • マチュー・パボン(フランス、ハンデ -1)
  • テイラー・ペンドリス(カナダ、ハンデ -1)
  • クリス・カーク(アメリカ、ハンデ 0)
  • トム・ホーグ(アメリカ、ハンデ 0)
  • アーロン・ライ(イングランド、ハンデ 0)
  • クリスチャン・ベゾイデンハウト(南アフリカ、ハンデ 0)
  • ジャスティン・トーマス(アメリカ、ハンデ 0)

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一野洋 Hiroshi Ichino

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青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。