R・マキロイ、一部のファンにうんざり「観戦中のアルコールは度数の低いものを」

Sacha Pisani

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フロリダ州オーランドにて開催されたアーノルド・パーマー招待。3月17日に第3ラウンドを終え、ロリー・マキロイはスコアを5アンダーの67とし、首位のヘンリック・ステンソンと2打差にまで迫った(編注:21日現在、マキロイが2季ぶりに優勝)。

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しかし、試合後、通算4度のメジャー優勝経験を誇るマキロイの口から飛び出したのは、すばらしいパフォーマンスに対する喜びの声ではなく、会場であるベイ・ヒルでの観客の言動に対する不満であった。

「うんざりだ」と語るマキロイ。彼は、先月のジェネシス・オープンでタイガー・ウッズが予選を通過できなかった原因の1つは、コース上のファンから注目されすぎた心労によるものだと感じていた。マキロイは続けて、「暴言を受けてから頭痛がするよ」と話した。

「僕の妻の名前を叫び続けている観客が一人いた」。マキロイは続けて、「その男の所へ行って話をしようかと思ったよ」と語った。

「正直に言うと、行き過ぎた言動が見受けられるようになってきたように感じる。会場でのアルコール販売に制限をかける必要があるんじゃないかな。週を追うごとにだんだんと野次が増えてきているように感じるから、何かしらの対策は必要だと思うよ」

「観客が会場に来て楽しみたい気持ちは分かるし、僕もそのためにプレーする。でも、選手の個人的な内容の発言をしたり、騒ぎ立てたりするのは、行き過ぎた行動になりかねない」。マキロイはそう語る。

「昔から、ビールを飲みながら観戦している人はいたけど、度数の高い酒はコースに持ち込まれていなかった。今では、みんながカクテルを持ちながらコースを回っているみたいに見える。観客がビールを片手に観戦するように戻れば、それだけで解決するんじゃないのかな。僕には分からないけど」

この日、1イーグル、4バーディー、1ボギーを記録した北アイルランド出身のマキロイは、最後にこう語った。「ゴルフはサッカーの試合とは違って、エチケットが求められるスポーツだ。人々が大声で叫んでいるのを見て、会場に子供を連れてくるのをやめてしまう人がでることは誰も望んでいないだろう。みんなが楽しんで、良い一日を過ごせることを望んでいるはずだ」。

原文:Rory McIlroy suggests limiting alcohol sales after Bay Hill abuse
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Sacha Pisani