古江彩佳が7位、渋野日向子が20位で米LPGAツアー来季出場権を獲得

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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現地時間12月12日、米国アラバマ州ハイランドオークス(6677/6356ヤード・パー72)で来季の米LPGAツアー出場権をかけた最終予選となるQシリーズが終了し、古江彩佳は7位、渋野日向子は20位でそれぞれ出場権を手にした。

Qシリーズは45位以上に来季のツアーメンバー資格が与えられ、20位以上になると、さらに多くの大会出場権を得られる予選会。

8日間に渡る予選会で、古江は国内年間最優秀賞を獲った好調の波に乗って、大きなミスもなく、通算18アンダーの7位で来季の米ツアーへの切符を手中に収めた。出場選手のなかでも一番高い世界ランキング14位としての見事な安定感をみせた。来季の米ツアーでも大好きなディズニーランド(フロリダとカルフォルニア)の観覧も踏まえたツアープランで、マイペースに挑むことになりそうだ。

一方、渋野は、これまで2019年の全英女子オープン覇者としての権利や招待選手として一部の米ツアーに参戦していたが、今回、予選会となるQシリーズで、自力でのツアーメンバー入りに挑んだ。今季国内ツアーで2勝を挙げたものの、優勝翌週に予選落ちするなど調子の波の乱高下が激しく、同予選も紆余曲折を辿った。11日の第7ラウンドで大崩れし、29位まで順位を落としたが、最終日、5バーディ・2ボギーに抑え、通算10アンダーの20位に食い込む意地をみせた。

自身のInstagramに獲得したツアーカードを公開した渋野は、応援してくれたファンに向け感謝の言葉を送った。

Qシリーズの優先権は最も低く、世界ランキング6位を誇る畑岡奈紗の優先順位には遠く及ばないものの、それでも多くの大会に出場できる見込み。渋野には関しては全英女子覇者としてメジャー5大会の出場権を確保している。1月22〜23日のルーキー・セミナー出席後、早くて1月27日開幕のゲインブリッジLPGA(フロリダ州)がツアーメンバーデビュー戦になりそうだ。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。