【速報】AIG全英女子オープン2024:西郷真央と岩井明愛が7位、優勝はリディア・コ|プレー経過・スコア・順位・ハイライト

一野洋 Hiroshi Ichino

【速報】AIG全英女子オープン2024:西郷真央と岩井明愛が7位、優勝はリディア・コ|プレー経過・スコア・順位・ハイライト image

2024年の女子ゴルフメジャー最終戦となる『AIG女子オープン』(AIG Women’s Open 2024/AIG全英女子オープンゴルフ)の最終日が日本時間25日から26日未明にかけて行われ、西郷真央と岩井明愛が通算2アンダーの7位で日本勢最高位だった。優勝は、通算7アンダーで回ったパリ五輪金メダリストのリディア・コだった。

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首位から5打差の10位タイで最終日を迎えた西郷は、いきなり2番でダブルボギーをたたくも、5番、6番、8番でバーディーを奪い、通算3アンダーの5位タイでバックナインに突入。さらに、前半の好調を持続する西郷は、10番でもバーディーパットを沈める。しかし、11番のパー3でワンオンするもまさかの3パットで痛恨のボギー。その後は4連続パーで我慢のゴルフが続き、16番ではボギーでスコアを落としてしまった。一時は首位まで2打差に迫った西郷だったが、この日は72のイーブンパーでフィニッシュした。

通算1オーバーからの最終日となった岩井は、前半の4番から3連続バーディーを奪うと、後半9ホールも2バーディー、ノーボギーと安定したゴルフを披露。この日は3アンダーの69で回り、西郷とともに来年の出場権をゲットした。

そのほかの主な日本勢は、最終日に5アンダーと猛チャージをかけた大里桃子が通算2オーバーの22位、勝みなみと河本結が通算3オーバーの29位、畑岡奈紗と古江彩佳は通算4オーバーの37位だった。

優勝争いは、終盤までリディア・コ、ネリー・コルダ、リリア・ヴ、申ジエイの4人が6アンダーで並ぶ熾烈な争いとなった。そんな混戦を抜け出したのが、リディア・コだった。パリ五輪金メダリストの27歳は、18番でバーディーを奪い、ライバルたちに1打差をつけてホールアウトする。そして、コの後を回っていたコルダ、申の優勝の可能性が消え、最後は1打差で追うヴのバーディーパットが外れてコの優勝が確定すると、プレーオフに備えて体を動かしながら戦況を見守っていたコは、両手で顔を覆い歓喜の涙を流した。

プレー経過・結果・順位・ハイライト

3:12 1打差で追っていたリリア・ヴのバーディーパットが外れ、この瞬間にリディア・コの優勝が確定した。

3:05 首位から3打差の申ジエイは、最終ホールでホールインワンならず首位に並ぶ可能性が消滅する。

2:46 首位から2打差のネリー・コルダは、18番の2打目でカップインならず優勝の可能性が消える。

2:40 通算6アンダーだったネリー・コルダは、17番で痛恨のボギーをたたき首位争いから一歩後退。

2:37 パリ五輪金メダルのリディア・コが最終18番でバーディーを奪い、右手でガッツポーズ。首位で並んでいたネリー・コルダとリリア・ヴに1打差つける通算7アンダーでホールアウトして2人の結果を待つ。

2:00 西郷はパーパットをきっちりと沈めて、通算2アンダーでホールアウト。この時点で、岩井明と並ぶ7位なので、このままいけば来年の出場権を手にすることができる。

1:57 西郷のバーディートライは惜しくもカップインならず。

1:55 西郷のセカンドはピン奥につけるバーディーチャンス。

1:50 18番ホール、354ヤードのパー4。西郷のティショットは距離が出るナイスショット。

1:47 西郷の3打目はピンそばに寄せるナイスアプローチ。きっちりとパーセーブして最終ホールへ。

1:39 西郷のセカンドショットはグリーンを外れるも、ボールは見える位置。

1:35 17番ホール、439ヤードのパー4。西郷のティショットは、しっかりとフェアウェイをとらえる。

1:32 バーディーパットを外した西郷は、パーパットもカップに嫌われがっくり。

1:26 西郷のセカンドショットはピンまで残り112ヤード。PWでグリーンに着弾するも戻されてカップまで距離が残る。

1:21 16番ホール、380ヤードのパー4。西郷のティショットは、フェアウェイをとらえるナイスショット。

1:17 西郷はパーパットを沈めて、これで4連続パー。

1:15 西郷の約10メートルのバーディーパットは良い距離感だったがカップインならず。

1:12 西郷は、ピンまで残り約180ヤードの2打目にナイスショット。

1:10 15番ホール、415ヤードのパー4。西郷のティーショットはフェアウェイをきっちりとキープする。

1:06 西郷は、カップまで1メートルもないパーパットをきっちり沈める。

1:03 西郷のバーディーパットはカップまで距離が足らず。

0:58 48度を手にした西郷は、3打目でグリーンオン。

0:53 14番ホール、577ヤードのパー5。ティショットをフェアウェイキープした西郷は、2打目もまずまずのショット。

0:38 西郷は約15メートルほどのバーディートライは外すも、きっちりとパーセーブ。

0:34 13番ホール、430ヤードのパー4。西郷のセカンドショットは強風の中、グリーンオン。

0:21 西郷はパーパットを沈めてほっと一息。岩井は、最終18番をパーで上がり、通算2アンダーの10位タイでフィニッシュ。このままいけば、来年のシード権を獲得できる。

0:17 岩井明のバーディーパットはカップまで届かずもナイストライ。

0:16 12番ホール。351ヤードのパー4。西郷の段下からのバーディーパットはカップインならず。

0:06 岩井明は17番のパーパットを慎重に沈めて、通算2アンダーで最終ホールへ。

0:02 西郷は返しのパットを外して信じられない表情。このホールはボギーでスコアを落とし、通算3アンダーの6位タイに後退。

23:59 西郷の距離あるバーディーパットはカップインならず。

23:55 11番、164ヤードのパー3。西郷は1打目をグリーンに乗せる。

23:51 西郷はバックナイン最初の10番でバーディーパットを沈めて渾身のガッツポーズ!通算4アンダーとして首位から2打差の5位タイ。

23:50 岩井明が16番でこの日5つ目のバーディーを奪い、通算2アンダー

23:38 西郷は9番でもバーディーチャンス。約5メートルのスライスラインを読み切るもあとひと転がりが足りず。風が吹いて転がるのを待つも、パーセーブ。通算3アンダーの5位タイでバックナインに向かう。

23:35 西郷は8番でもバーディーパットを沈めてスコアを一つ伸ばす。通算3アンダーで、5位タイに浮上。

23:02 西郷が連続バーディーで通算2アンダーにスコアを戻す。

22:57 6番ホール、370ヤードのパー4。西郷の2打目はグリーンオンし、バックスピンがかかってピンそばへ。

22:50 5番ホール、525ヤードのパー5。2オンに成功した西郷は、距離のあるイーグルトライを外すも、続くロングパットを沈めてバーディー。会心のパットを決めた西郷は右手でガッツポーズ。通算1アンダーとして、この時点で岩井明と並んで14位。

22:42 畑岡が通算4オーバーでホールアウト。この時点で古江と同じ47位タイグループ。

22:09 西郷の約5メートルの下りのバーバットはカップまでわずかに足りず。

22:04 4番ホール、413ヤードのパー4。西郷は残り150ヤード近い2打目で9番アイアンを手にしてグリーンオン。

21:59 西郷は冷静にパーパットを沈める。

21:53 雨と風の影響が出てきたセントアンドリュース。西郷のおよそ14メートルのバーディートライはカップを通過する。

21:42 西郷は約12メートルのパットを決められず、ボギーではおさまらず。返しのパットはきっちりと決めてダブルボギー。通算イーブンパーにスコアを落とす。

21:41 岩井明のバーディーパットは惜しくも外れ、4連続バーディーならず。

21:38 西郷は4打目をようやくグリーンオン。

21:30 2番ホール、397ヤードのパー4。西郷の1打目は、打った瞬間に左手を離すミス気味のショット。右ラフのブッシュに打ち込み、トラブルになりそうな予感。

21:25 西郷はきっちりとパーパットを沈めて、静かなスタート。

21:20 西郷のバーディーパットは約15メートルの下り。距離は合っていたが、カップの右で止まる。

21:17 西郷はセカンドショットでグリーンをきっちりととらえる。

21:15 岩井明が6番ホールでもバーディーを奪い、3連続バーディーで首位まで5打差に詰め寄る。

21:11 1番ホール、367ヤードのパー4。海沿いで寒いのか、長そでを着用する西郷は耳当てもつけてティーショット。フェアウェイ左をとらえる。1打目を打った後すぐに上着を着る。

21:10 最終日35組目で西郷真央がティオフ。5差10位から逆転優勝を狙う。

21:05 大里がこの日5アンダーの67で回り、通算2オーバーですでにホールアウト。メジャー連続優勝を狙った古江は通算4オーバーで大会を終えている。

21:04 岩井明愛が4番、5番連続バーディーで通算1アンダーに伸ばす。

16:00 最終日6組目、古江彩佳がティオフ。

15:10 最終日1組目、大里桃子がティオフ。

▽8月24~25日:西郷真央が首位から5打差の10位T

2日目まで通算3アンダーだった西郷は、前半をイーブンパーでまとめるも、バックナインでスコアを一つ落とし、この日は73。通算2アンダーで首位から5打差の10位タイに後退した。西郷は最終日、21時10分にティオフ予定。

そのほかの日本勢は軒並みスコアを落とす中、畑岡がスコアを一つ伸ばし、通算3オーバーの43位タイで最終日を迎える。メジャー連勝を狙う古江は、通算5オーバーの70位タイ。

ムービングサタデーに順位を上げたのは、通算7アンダーの申ジエ。この日は5アンダーで回り、前日の11位タイから首位にジャンプアップした。2日目に首位だったネリー・コルダは、申から2打差の3位。

▽8月23~24日:西郷真央は5位Tで3日目へ

西郷は2日目を4バーディー、4ボギーと出入りの激しいゴルフながらイーブンパーでまとめ通算3アンダーの5位タイでフィニッシュした。多くの選手がスコアをなかなか伸ばせない中、岩井明愛は70の2アンダーで回り、通算イーブンパーの21位タイで2日目を終えた。

なお、予選通過のカットラインは4オーバーで、古江彩佳は最終18番でバーディーを奪い、予選通過ラインにギリギリで滑り込んだ。日本勢で予選を通過したのは、19人中9人。渋野日向子、山下美夢有、笹生優花らは残念ながら予選を通過することができなかった。

2日目を終えてトップに立つのは世界ランク1位のネリー・コルダで、通算8アンダー。3打差でチャーリー・ハルとリリア・ヴが追う展開となっている。

▽8月22~23日:西郷真央が4位Tの好発進

大会初日は、西郷が5バーディー、2ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーで首位から2打差の4位タイと好スタートを切った。大里は、西郷から1打差の10位タイ、さらにそこから1打差で小祝と川崎が12位タイで並んでいる。初日をアンダーパーで回ったのは、この4人のみ。

なお、今季のメジャーを勝っている古江と笹生はともに通算3オーバーで63位タイ、パリ五輪ゴルフ日本代表の山下が通算4オーバー79位タイ、2019年大会覇者の渋野も通算8オーバーの134位タイと出遅れた。

AIG全英女子オープン リーダーボード トップ5(最終結果)

順位選手名スコア1234トータル
1リディア・コ-771707169281
2Tリリア・ヴ-569707173283
2T申ジエ-571716774283
2Tネリー・コルダ-568687572283
2Tイン・ルオニン-568727370283
7T西郷真央-269727372286
7T岩井明愛-274707369286

※T=タイ


※以下、試合前時点の情報。

⛳️大会日程・概要

AIG全英女子オープンゴルフ2024は、8月22日(木)から8月25日(日)の4日間にわたって開催され、最終日の終了は日本時間25日(日)深夜~翌26日(月)未明となる予定だ。

  • 大会名称:AIG女子オープン (欧文名:AIG Women’s Open 2024/通称:AIG全英女子オープンゴルフ)
  • コース:セントアンドリュース・オールドコース (スコットランド、セントアンドリュース/総距離:6670ヤード/パー72)
  • 日程:2024年8月22日(木)~25日(日)
  • 日本と現地の時差:-8時間
  • 賞金総額:900万ドル(約13.23億円/1ドル147円換算)、優勝賞金は135万ドル(約1.98億円)/いずれも2023年実績

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日本からの出場予定選手一覧

  • 岩井明愛
  • 岩井千怜
  • 大里桃子
  • 小祝さくら
  • 西郷真央
  • 笹生優花
  • 渋野日向子
  • 竹田麗央
  • 西村優菜
  • 畑岡奈紗
  • 古江彩佳
  • 山下美夢有
  • 吉本ひかる

⏰️AIG全英女子オープンゴルフ2024の放送・配信予定時刻

<U-NEXT 配信予定時刻>

  • 初日:2024年8月22日(木)19:30~(20:00開演予定)
  • 2日目:2024年8月23日(金)19:30~(20:00開演予定)
  • 3日目:2024年8月24日(土)19:30~(20:00開演予定)
  • 最終日:2024年8月25日(日)19:30~(20:00開演予定)

<ゴルフネットワーク 放送予定時刻>

  • 初日:2024年8月22日(木)19:00~26:00
  • 2日目:2024年8月23日(金)19:00~26:00
  • 3日目:2024年8月24日(土)20:00~27:00
  • 最終日:2024年8月25日(日)20:00~27:00

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※試合開催・放送配信内容・各サービスの料金等は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。料金は消費税込み価格。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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一野洋 Hiroshi Ichino

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青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。