米男子ゴルフ、PGAツアーのメジャー大会のひとつ、『全米プロゴルフ選手権』(米オクラホマ州、サザンヒルズCC)が、現地時間5月19日から22日かけて行われる。今年で104回目を迎える伝統のトーナメントには、日本からは昨季マスターズ覇者の松山英樹をはじめ、金谷拓実、星野陸也、木下稜介ら計7人がエントリー。キャリアグランドスラムがかかるジョーダン・スピース、今季マスターズで本格復帰したタイガー・ウッズも登場する。以下、全米プロの日程・放送予定を紹介する。
▶ゴルフを観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう
全米プロゴルフ選手権2022・概要と日程
大会概要
- 開催日程:5月19日〜22日(日本時間20日~23日・時差-14時間)
- 大会会場:サザンヒルズ・カントリークラブ(米国オクラホマ州タルサ)
- フィールドデータ:7365ヤード/パー70
- 前年優勝:フィル・ミケルソン(米国)
- 賞金総額:1100万ドル(約14億2230万円)
- 優勝賞金:216万ドル(約2億7930万円)
コースについて
当初、トランプナショナル・ゴルフクラブ(ニュージャージー州ベドミンスター)での開催を予定するも、2021年1月、クラブのオーナーである前米大統領ドナルド・トランプ氏の支持者たちによる連邦議会議事堂占拠事件を受け、サザンヒルズ・カントリークラブに変更された。同コースにおいて、全米プロは過去4度開催されており、今大会で5度目となる。過去大会覇者としては2007年のタイガー・ウッズの名があがる。高難度コースとして知られ、4日間そつなくこなす技量が求められる。全米プロも含めたメジャー大会は7回行われてきたが、いずれも3日目の首位が逃げ切り優勝となっており、序盤の調子次第で勝負が決まりやすい。
What’s Great Only Gets Better at Southern Hills. #PGAChamp pic.twitter.com/a1dgt4jzrE
— PGA Championship (@PGAChampionship) May 16, 2022
全米プロゴルフ選手権2022・放送および配信予定
2022年度の『全米プロゴルフ選手権』の試合中継は、BS/CS放送(スカパー!、CATV、ひかりTV)の「ゴルフネットワーク」(リピート放送あり、オンライン配信サービス対応)、インターネット動画配信サービスの「ABEMA PPV」(見逃し配信あり)、「DAZN」(見逃し配信あり)で放送・配信される。
残念ながら、地上波TVでの放送は予定されておらず、また従来PGAツアー大会中継を配信している「GOLFTV」でも配信がないので注意しよう。
以下の放送配信予定日時はすべて日本時間となる。いずれのサービスも試合開始の時間は大会の進行によって左右される。詳しい情報は各放送・配信先をご確認ください。
【5月20日(金)・初日:第1ラウンド/予選】
【5月21日(土)・2日目:第2ラウンド/予選】
【5月22日(日)・3日目:第3ラウンド/本戦】
【5月23日(月)・最終日:第4ラウンド/本戦】
※ゴルフネットワークのオンライン版「GOLFNETWORK PLUS」、「ABEMA PPV」、「DAZN」の見逃し配信(オンデマンド配信)は、それぞれ配信期限が異なる。「GOLFNETWORK PLUS」、「ABEMA PPV」は約1か月、「DAZN」は約7日間となる。
▶ゴルフを観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう
全米プロゴルフ選手権2022・みどころ
当初予定の使用会場が変更されたほか、サウジアラビアの新リーグ支持者として渦中の人となっている前年度覇者のフィル・ミケルソン(米国)が出場を辞退するなど、開催前に多少の雑音が聞こえたものの、今年で104回を迎える伝統のトーナメント『全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)』は4月のマスターズに次ぐメジャー2つ目の大会として、注目度も高い。
PGAツアー公式サイトの予想パラーランキングは、1位に前哨戦『AT&Tバイロン・ネルソン』で惜しくも地元優勝を逃したジョーダン・スピース(米国)を選出。2位にジョン・ラーム(スペイン)、3位にジャスティン・トーマス、4位にスコッティ・シェフラー(いずれも米国)、5位にロリー・マキロイ(北アイルランド)が並ぶ。
スピースは、2015年に『マスターズ』、『全米オープン』、2017年に『全英オープン』を制覇しており、キャリアグランドスラム達成まで残るは本大会のみとなっている。ベッティングサイトにおいてもスピースが一番人気になっており、前節の後半からの追い上げは好調そのものだ。
今季『マスターズ』で1年2か月ぶりの本格復帰を果たしたタイガー・ウッズ(米国)は、前哨戦には出場せず、直接全米プロに臨む。最近は回復も著しく、マスターズのプレー中にあった痛みもかなり緩和されたという。2007年、同コースで優勝したウッズだけに、昨年のミケルソンによる50歳での史上最年長優勝のドラマを超えるような、復活優勝が期待されている。
Southern Hills isn't new to Tiger Woods.
— PGA TOUR (@PGATOUR) May 16, 2022
His 63 at the 2007 PGA Championship highlights his lowest rounds in all majors.
日本からは松山英樹を筆頭に、金谷拓実、星野陸也、木下稜介、稲森佑貴、香妻陣一朗、比嘉一貴の7人がエントリーする。松山については、マスターズ1か月前から発覚した首から肩にかけての痛みもあり、約4週間休養。『AT&Tバイロン・ネルソン』で5大会ぶりに復帰したが、3位タイの好位置で終え、全米プロに合わせて最高のコンディションに仕上げてきた。
前述の予想パワーランキングでも松山は9位に選出されており、昨季マスターズ覇者としての実力は依然評価が高い。
Hideki from 200+ yards >>
— PGA TOUR (@PGATOUR) May 16, 2022
Matsuyama led the field in stroked gained approach @ATTByronNelson, picking up 2.35 shots per round 💪 pic.twitter.com/ZSS6HQWh0C
気になるところでは現地の天気だが、全体的に暑くなるという予報だ。2日目には降雨率が高まり、3日目にかけて強風が吹く可能性もあるようだが、最終日には風も落ち着くとみられている。
▶ゴルフを観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう