現地時間5月15日、『全米プロゴルフ選手権』(5月19日開幕、米オクラホマ州)の前哨戦となるPGAツアー『AT&Tバイロン・ネルソン』(米テキサス州TPCクレイグランチ、7468yd/パー72)の最終日、5大会ぶりの復帰戦となった松山英樹は通算24アンダーの3位タイで終え、順調回復をみせた。優勝は前年度覇者のイ・キョンフン(韓国)で、同大会史上4人目、42年ぶりの連覇となった。
今季『マスターズ』前に発覚した首から肩にかけての負傷のため、5大会欠場していた松山は、復帰戦となった『AT&Tバイロン・ネルソン』の初日を「67」でラウンドし、11位タイで発進。2日目は6バーディ、ボギーなしの安定したゴルフで「66」の好スコアも確定順位は11位とあまり伸びず。3日目は不安定なスコアで「69」の18位タイまで後退していた。それでも松山は悪い流れに引きずられず、最終日は1イーグル、9バーディ、1ボギーの「62」で猛チャージ。最終的に首位には2打差とはなったものの、4週間ぶりの実戦で見事なリカバリーをみせ、19日開幕の全米プロに向けて弾みをつけた。
4日間の首位争いは激しく展開され、初日はセバスチャン・ムニョス(コロンビア)、2日目はそのムニョスにライアン・パーマー(米国)、デービッド・スキンズ(イングランド)がそこに並び、3日目にはムニョスが再び単独首位に。前年度覇者のキョンフンは、初日は2位タイスタートも、2日目、3日目は6位に停滞。一方、テキサス出身のジョーダン・スピース(米国)は、3日目の猛烈な追い上げから2位発進でムニョスに食らいついていた。
ところが、俄然スピースに期待が集まるなか、イ・キョンフンは1イーグル、7バーディの「63」、通算26アンダーでトップと4打差をひっくり返して逆転優勝を決めることに。大会予想パワーランキングでもトップ10外だったイ・キョンフンが、サム・スニード、ジャック・ニクラウス(ニクラス)、トム・ワトソン(いずれも米国)に続く、42年ぶり4人目の同大会連覇達成者となった。スピースは1打差で地元優勝を逃した。
Final leaderboard @ATTByronNelson:
— PGA TOUR (@PGATOUR) May 15, 2022
1. K.H. Lee -26 🏆🤠
2. @JordanSpieth -25
T3. Hideki Matsuyama -24
T3. @JSMunozGolf
T5. @XSchauffele -23
T5. @RyanPalmerPGA
T5. @JustinThomas34
8. @CA_Schwartzel -22
T9. @PeterMalnati -21
T9. @DavisRiley68
T9. @JamesHahnPGA pic.twitter.com/7qivl0e2ZY
今季すでに4勝の現世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、連日ピリッとせず、最終日も「69」を叩き、通算19アンダーで15位タイに沈んだ。
次戦の『全米プロゴルフ選手権』は、日本時間20日午前2:00頃から開幕。ゴルフネットワーク、ABEMA PPVは同時刻から、DAZNは午前3時から中継スタート予定となっている。
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