「第3ラウンドまでの選手」R・ファウラー、汚名返上なるか?

Alec Brzezinski

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リッキー・ファウラーはPGAツアーにあって最も成功した、そして最も愛されている選手のひとりである。しかし今、壁に突き当たっている。

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前週のフェニックス・オープンでファウラーは、1打リードして最終日の第4ラウンドを迎えた。ところが失速して結局10位以内にも入れなかった。一度きりなら気にすることはなかろう。しかしファウラーの場合、日曜日にスコアを崩すことが多く、「第3ラウンドまでの選手」という汚名を受けているのだ。フェニックス・オープンでは第4ラウンドの終盤、15番から17番まで3連続ボギーで優勝のチャンスを逃した。バーディーかイーグルでスコアを伸ばしたかったパー5の15番で、ティーショットを池に入れてしまった。

「せっかくいい順位にいたのに、ひどいショットをしてまった。15番のドライバーは、カットショットでスライス回転の球を打ちたかったけれど、ミスをして左へまっすぐ飛んでしまった。あとはパットを決められなかったのが響いた。本来、パットは武器なんだ。ところがバックナインでは、いいパットを打ったと思っても入ってくれなかった。パットの不調はとても痛かった。なにせ普段は一番頼りにしているんだから。週を通じてはよかったんだけれどね。ラインを読み違えたり、打つときに思い切りがなかったりしても、いいパットを打ってきた。けれどホールが動いたのかと思えるほど、なかなか決まってくれなかった」

パットが入っていればファウラーは優勝していたかもしれない。ともあれ、3ラウンド54ホールを終えてトップに立ったことは6度あるが、勝ったのは一度だけである。メジャー大会未勝利のなかで最も優れた選手のひとり。あと一歩のところまで何度も迫りながら、頂点には届かずにいる。

昨年の全米オープンは大チャンスだった。首位に2打差で第3ラウンドを終えた。しかし最終第4ラウンドで72と平凡なスコア。67で回ったブルックス・ケプカに優勝を譲ったのだった。29歳のファウラーには今後、メジャー大会での勝利を積み重ねていく可能性がある。ただそのためには、日曜日の憂鬱を吹き飛ばさなければいけない。

原文:Rickie Fowler still not quite comfortable closing out leads

翻訳:樋口浩一

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