アラブ首長国連邦(UAE)で行われていたアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権(ドバイクリークゴルフ&ヨットクラブ・7203ヤード/パー71)が、現地時間11月6日に大会を終え、世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大3年)が優勝を果たした。2022年マスターズなどの米メジャー大会出場権を獲得した。
最終日、単独首位発進となった中島は、緊張の色が濃く、9番でダブルボギーを叩き失速。香港のコー・タイチとの攻防戦は熾烈な展開となるが、世界アマ1位としての粘り腰をみせ、15番でイーブンに。通算14アンダーで並ぶとプレーオフへ突入した。
中盤での粘り腰はここでも活き、1ホール目でバンカーに飲まれながら2ホール目に持ち込むと、コーの池ポチャを尻目に約7メートルのバーディパットで優勝を決めた。最終日、厳しいゴルフを強いられたからか思わず出たガッツポーズだが、すぐに脱帽し、対戦相手のコーを握手とハグを交わした。
Winning in style 😎
— Asia-Pacific Amateur Championship (@AAC_Golf) November 6, 2021
Showing why @keita_nakajima2 is the World Number One 🔝 pic.twitter.com/XqlUCTPIEC
今季マスターズ覇者の松山英樹が東北福祉大学在籍時代(2010年)同大会を日本人初優勝を飾ると、同大の後輩である金谷拓実が2018年に優勝。中島の優勝は日本人3人目となる。
Here's what our Champion @keita_nakajima2 had to say after becoming the first reigning World Number One to win the AAC 👇#CreatingHeroes pic.twitter.com/NuakYLh0eG
— Asia-Pacific Amateur Championship (@AAC_Golf) November 6, 2021
優勝後のインタビューでは「プレッシャーはあったが、エキサイティングな週末を楽しめました。英樹さん、拓実さんに続くことができて嬉しい」と話した。女性インタビュアーから来年のマスターズでディフェンディングチャンピオンの松山に挑むことになりますねと問われると、謙遜して首を横にふりながらも、「来年が楽しみです」と答えた。
中島は同大会優勝により、2022年の「マスターズ(4月7〜10日)」、「全米オープン(6月16〜29日)」、「全英オープン(7月14〜17日)」への出場権を獲得した。
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