松山英樹、全英OP欠場正式発表…懸念の東京五輪出場も黄色信号か

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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ツアー中に新型コロナウイルス陽性が明らかになった松山英樹(LEXUS)が7月15日開幕の全英オープン(イングランド・ロイヤルセントジョージズGC)欠場を正式発表した。懸念されていた東京五輪出場にも黄色信号が灯ったようだ。

現地時間7月2日、米男子ゴルフPGAツアー「ロケット・モーゲージ・クラシック」初日を終えた後、倦怠感や頭痛を訴えた松山は、翌日のPCR検査で陽性が判明。そのまま棄権とし、フロリダの自宅での療養生活に入った。無症状の報道もあったが、10日の再検査でも陽性判定が出たという。

米国内から英国に渡航する関係で隔離・検査期間があるため、15日開幕の全英オープンにはコンディション的に間に合わないとし、所属事務所が体調不良を理由に欠場を正式発表した。全英オープン公式サイトでも同様に伝えられた。

快方に向かっているとされるものの、7月29日開幕予定の東京五輪男子ゴルフ競技(埼玉県・霞ヶ関カンツリー倶楽部)出場に関しては不明だ。ただ、フロリダ州から日本への帰国に際しても帰国翌日から起算して3日間の隔離(指定施設での待機)を経て、3日目のPCR検査で陰性にならない限り、万全なコンディションでの出場は難しい。陰性になれば14日間の隔離となる。

いずれにせよ練習もままならずに五輪に臨むことは困難と見られる。今後のPGAツアーへの影響も否定できず、予断を許さない状況となった。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。