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新境地への到達。これが全仏オープンの日曜の試合のテーマだった。アメリカ人選手のマディソン・キーズとスローン・スティーブンスは、ユリア・プチンツェワとともに全仏オープンでは初めて準々決勝に進出する。
キーズは6-1、6-4でミハエラ・ブザネスクに勝利し、次戦ではバーボラ・ストリコバを下したカザフスタンのプチンツェワと対戦する。
全米オープン王者のスティーブンスも、アネット・コンタベイトに圧勝し、キーズと同様にグランドスラムでの準々決勝進出を決めた。第10シードのスティーブンスは、今大会で落としたのは、たった2ゲームだった。
日没により翌日に持ち越されたキャロライン・ウォズニアッキの準決勝進出への望みは月曜、ダリア・カサトキナによって打ち砕かれた。翌日再開された試合では、カサトキナが7-6 (7-5), 6-3で勝利した。
一方ダブルスでは、ヴィーナスとセリーナ・ウィリアムズは、3回戦でアンドレア・クレパッチとマリア ホセ・マルチネス サンチェスに敗れた。
セリーナ・ウィリアムズは、マリア・シャラポワとの対戦が予定されていたものの、胸筋の問題により棄権し、シャラポワが次戦に進出する。
キーズが最初に準々決勝進出を決める
キーズはストレートセットでブザルネスクを下し、グランドスラムのすべて大会でベスト8に到達したことになる。
「全仏がいつも自分にとって最も困難な大会のように思えた。そして、いいプレーができたと思うことが一番難しい大会でもあった」彼女は報道陣に対し語った。「だから、準々決勝に進出できたことは、本当に大きな意味のあること」
2017年全米オープン準優勝の彼女は、第1週には1セットも落とすことはなく、そしてメジャー大会最高順位まで勝ち進んでいたルーマニアのブザルネスクを止めたのだ。
キーズはコート・フィリップ・シャトリエで、4つすべてのブレークポイントを取り、17回のウィナーを決め、ファーストサーブの82%でポイントを決めた。
「私はラファエル・ナダルじゃない!」
スティーブンスはペトラ・クビトバ戦の勝者コンタベイトを1時間かからずに破り、ロイヤルギャロスで開催される2週目の試合への初出場を確実なものにした。
全米オープン勝者の彼女は、グランドスラムの前までは苦戦していたが、赤土との相性は少しずつ向上してきている。
「自分はクレーコートで素晴らしいプレーができる選手だとは思っていない」記者会見で彼女は語った。「そこでプレーすることを楽しんでいるだけだと思う。クールなコートだと思う。ずっと長い間プレーしてきた他のタイプのコートのどれとも違う」
「けれど私はラファエル(・ナダル)じゃない!」
2 Américaines à Paris !
— Roland-Garros (@rolandgarros) 2018年6月3日
📍 Madison Keys
📍 Sloane Stephens
Qualifiées pour les 1/4 de finale 🇺🇸#RG18 pic.twitter.com/kh0IPDCceJ
プチンツェワの躍進
グランドスラムが始まってプチンツェワが第2週まで残ると予想していた人はほとんどいなかったはずだ。しかし、日曜には6-4、6-3でストリコバを下し、4回戦進出を決めた。
プチンツェワは全仏オープン開幕前には、クレーコートでの勝利は2勝だけだった。しかし彼女はストリコバ、ジョアンナ・コンタ、ジェニファー・ブレイディそしてワン・チャンを下したのだ。
以前グランドスラムで1度3回戦進出の経験があるだけだった彼女は、キーズとの対戦に向け準備をすることになる。
原文:French Open 2018: Americans Madison Keys, Sloane Stephens break ground in Paris
翻訳:Ayako Hayashi