F1 ベルギーGP 決勝のスタート直後に大クラッシュ‼ 波乱のレースを制したのはベッテル【3点解説】

MASAHIRO OWARI

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夏休み明け初戦となったF1 第13戦ベルギーGPは、スタート直後に5台が絡む大クラッシュが発生した。そんな荒れたレースを制したのは、ここ2戦、勝ち運に恵まれなかったベッテルだった。

★ポイント1:荒れるベルギーGP。スタート直後に多重クラッシュ!!

12台の多重事故が発生し「F1史上最悪の多重事故」と言われている1998年のベルギーGP。2012年にもスタート直後にクラッシュが発生するなど、ベルギーGPは波乱が起きやすいグランプリとして有名だ。今年のベルギーGPもスタート直後に多重クラッシュが発生した。

18番手からスタートしたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が1コーナーのブレーキングで止まりきれずに、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)に追突。アロンソのマシンはその前を走っていたシャルル・ルクレール(ザウバー)のマシンに乗り上げ、3台が大破した。さらにこのクラッシュによって、その前方にいたダニエル・リカルド(レッドブル)が、キミ・ライコネン(フェラーリ)に追突。

最終的に、5人全員がリタイアするという重大な事故を引き起こしたとして、レース後、審議委員会はヒュルケンベルグに、次戦イタリアGPでの10番手降格という重い処分を下した。

★ポイント2:ベッテルが3戦ぶりに優勝。アラン・プロストを抜いて歴代単独3位に

後方で混乱はあったものの、フロントロウからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は好ダッシュを決めて、1周目から熱いバトルを展開した。スタート直後の1コーナーはハミルトンがリードを守り切ったが、直後のケメル・ストレートでベッテルがスリップストリームを利用して豪快にオーバーテイク。トップに躍り出た。

直後にセーフティカーが導入、レースは5周目に再開され、ハミルトンが逆転を試みるが、ベッテルはトップの座を死守。その後、ハミルトンはベッテルのペースについて行くことができずに、最終的にベッテルがハミルトンに11秒の差をつけて完勝した。第10戦イギリスGP以来、今シーズン5勝目を飾った。

これでベッテルは通算52勝目となり、51勝の記録を持つ往年の名チャンピオンであるアラン・プロストを抜いて、単独3位となった。

★ポイント3:トロロッソ・ホンダはガスリーが9位に入り、3戦連続入賞

ピエール・ガスリーが10番手、ブレンドン・ハートレーが11番手からスタートしたトロロッソ・ホンダ。スタートで好ダッシュを決めたガスリーが、スタート直後の混乱をかいくぐって、1周目に8番手に浮上。

その後、メルセデスのバルテリ・ボッタスにオーバーテイクされるが、それ以外はコース上でのオーバーテイクを許さない力強い走りを披露した。トップと同一周回で9位でチェッカーフラッグを受け、前戦ハンガリーGPに続いて2戦連続で入賞した。トロロッソ・ホンダとしては、第11戦ドイツGPから3戦連続でのポイント獲得となった。

「ラッキーな部分もありましたが、自分たちもミスなく、しっかりと力を出せたレースでした。いままで高速サーキットでは苦しい戦いを強いられるケースが少なくなかったですが、今回はそういうこともなく、結果だけでなく、内容的にもポジティブなレースだったと思います。次はトロロッソのホームレースですので、いいレースができればと思っています」(ホンダ/田辺豊治F1テクニカルディレクター)。


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