【F1 ブラジルGP 速報】ハミルトンの逆転優勝でメルセデスAMGの年間王者が決定

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メキシコGPでドライバーズタイトルが決定したメルセデスAMGのルイス・ハミルトンだが、そのモチベーションは落ちることはなく、今シーズン6回目のポール・トゥー・ウィンを達成した。

気まぐれな天候で知られる「インテルラゴス・サーキット」は、午前中は晴天に恵まれたものの、午後になると曇り空が広がって気温は24℃、路面温度は39℃という予選時と同じような環境となった。なお、審議対象となっていたセバスチャン・ベッテル（フェラーリ）だったが、警告と罰金を科せられたもののグリッド降格のペナルティはなく2番手からの出走となった。

予選Q2のベストタイムを記録したタイヤを使う上位陣では、フェラーリ勢だけがソフトタイヤで、メルセデスAMG勢とレッドブル勢のスーパーソフトタイヤに比べて優位に立っていた。しかしスタート直後、ベッテルは出遅れてしまい後方のバルテリ・ボッタスに抜かれ、メルセデスAMGがワン・ツー体制に。ベッテルとキミ・ライコネン（フェラーリ）が続くが、さらにその後方のマックス・フェルスタッペン（レッドブル）がアグレッシブな走りでフェラーリ勢をかわし、さらにはボッタスもオーバーテイクして2番手まで浮上する。

3番手に落ちたボッタスは18周目、そしてその翌周には首位ハミルトンがピットインし、ミディアムタイヤに交換してワンストップ作戦を取る。フェラーリ勢はベッテルが27周目に、ライコネンが31周目にピットに入り、こちらもミディアムタイヤを選択し、それぞれ6番手と7番手でコースに復帰する。ステイアウトして暫定首位をキープしていたフェルスタッペンは35周目に最初のピットインを行い、なんとソフトタイヤを選んで勝負に出る。首位ハミルトンから3秒遅れの後方で復帰し、猛追。間もなくしてメインストレートでハミルトンを捉え、オーバーテイクに成功する。このまま71周を走り切りそうな勢いのフェルスタッペンだったが、残酷なほどのドラマがこの後に待っていた。44周目のターン1で、周回遅れのエステバン・オコン（フォース・インディア）とまさかの接触。スピンオフを喫する。この機会にハミルトンが前に出て、フェルスタッペンはすぐコースに戻るもののマシンにダメージを負ったため首位とのギャップを詰められない。ハミルトンはPUが万全ではなかったもののそのままチェッカーフラッグを受け、ポール・トゥー・ウィンを成し遂げた。2位に不運に見舞われながらも粘りの走行を見せたフェルスタッペンが、3位にライコネンがランクイン。この結果、1戦を残してフェラーリのコンストラクターズタイトル獲得の可能性が消え、メルセデスAMGがドライバーズとダブル受賞となった。

2018 ブラジルGP(第20戦) 決勝結果

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