【F1 バーレーンGP】逆襲か? あるいは連勝か? 灼熱の戦いを制するのは誰だ!?

MASAHIRO OWARI

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開幕戦を終えた2018年のF1世界選手権は戦いの舞台を中東、バーレーン・インターナショナル・サーキットに移して、第2戦のバーレーンGPが行われる。予選は4月7日(土)に行われ、決勝は8日(日)18:10(現地時間)にスタートする。

前戦オーストラリアGPで、期待通りの結果を残せなかったチームやドライバーたちが、2戦目でどう立て直してくるのかが注目される。

★ポイント1:王者ハミルトンが今シーズン初勝利なるか?

開幕戦では予選で圧倒的な速さを披露しながら、レースでは「バーチャル・セーフティカー」(VSC)の間にフェラーリのセバスチャン・ベッテルに逆転され、優勝を逃したメルセデスのルイス・ハミルトン。しかし、これはハミルトンのミスではなく、ハミルトンに指令を送っていたエンジニア側の計算ミス。ハミルトンの速さに翳りは感じられない。

加えて、バーレーンのサーキットはストレートを低速コーナーでつないだコースレイアウトをしているため、エンジンのパワー&燃費が重要となる。F1界最強のパワーユニットを誇っているメルセデスが今シーズン初勝利を挙げられるかが注目される。

★ポイント2:悪い流れを断ち切りたいホンダ

緒戦でいきなりパワーユニット(PU)にトラブルを発生させたホンダ。問題が起きた「MGU-H」(熱エネルギー回生システム)は、今シーズン年間3基までしか使用することが許されていないため、ホンダにとってはこれ以上トラブルは引きずりたくない。

トラブルに見舞われたパワーユニットは日本の「HRD Sakura」(研究所)に戻され、徹底的に分析が行われ、バーレーンGPにはなんらかの対策が施されたPUが持ち込まれるものと考えられる。今年から体制を変更したホンダの真価が問われることだろう。

★ポイント3:ドライバーとマシンに厳しい灼熱のバーレーン

中東にあるバーレーンは、夏には日中の気温が40℃を超えることもあり、灼熱の地として有名だ。が、レースが行われる4月は日中の気温が20℃前後と過ごしやすい。また、2014年からはナイトレースとなり、日没後にスタートされるようになったため、体力的には幾分楽になった。ただし、コースレイアウト的に燃費とブレーキには依然として厳しいサーキットとして名高く、消耗戦となる可能性もある。

MASAHIRO OWARI